元気塾Blog

目には見えない、いつもそばにいる「静かな殺人者」

四日市ぜんそく

四日市ぜんそく

私がまだ子供の頃、父は公務員で
三重県内ですが、転勤がありました。

小学校に入るまで、
尾鷲や伊勢などで暮らした経験があります。

特に尾鷲は海の直ぐ側の家で、
丸いキレイな石と真っ青な海が記憶にあります。

その後、津市で高校卒業まで暮らしますが、

その頃、名古屋の親戚へ
母と一緒に行ったりする時
電車で四日市を通るわけです、

窓を閉めていても襲ってくる強烈な匂い

臭くてたまらない

その記憶が鮮明にあります。

​​1967年、当時中学3年生だった女子高生が喘息で死亡したことから
四日市ぜんそくは大きな社会問題へと発展していきました。

4大公害病の中でも特異

石油コンビナート内の
加害行為を立証された6社を対象に四日市ぜんそく公害訴訟が開始。
4大公害病とされた後の3つの、

  • 水俣病(チッソ)
  • イタイイタイ病(三井金属工業)
  • 新潟水俣病(昭和電工)

これらが1つの企業を相手取っていたのに対して、
この四日市ぜんそく訴訟は
複数の工場群を相手としたため
多くの困難があったそうですが、1972年に勝訴しています。

6社とは

  • 石原産業
  • 三菱油化
  • 三菱化成工業
  • 三菱モンサント化成
  • 中部電力
  • 昭和四日市石油

(おお、ここにモンサントという名前を見るとは!)

四日市ぜんそく公害事件は高度経済成長真っ只中に
まさに行政が経済発展のために
企業と加担して石油コンビナートを四日市に作ったこと、

つまり行政の責任が問われたことも
4大公害の中では特徴的でした。

現在でも数百名の認定患者がいて
さらに認定制度を打ち切った後も
喘息患者は変わらず増えているといいます。

まさか父の肺気腫も?

私の父が肺気腫で死んだことを
突然、思い出しました。

ちょうどその時期、私たち家族は津市にいて

でも、父は一時、四日市の家庭裁判所に
勤務していたことがあります。
津市から通っていた記憶があります。

まさかとは思います、
父の肺気腫は関係ないと思いたいですが・・・・

喘息の他に肺気腫という病名も
被害者の中にはちゃんとありました。
ちょっと複雑な気持ちです。

目に見えない殺人者

空気は目に見えない、でもいつもそばにある、
それが「静かな殺人者」になっているとは・・・・

現代病の多くは「生活習慣病」ではなく、
「環境病」と変えるべきじゃないか、
私は、ずっとそう思っています。

個人でなんとかできる限度を
この大気汚染はすでに超えています。
四日市ぜんそくは収束したかもしれないけれど、
中国からは、PM2.5が日本にも飛んできています。

どうやって「生活習慣」を改善して
これらの汚染から逃れられるのでしょうか?

あなたはどう思いますか?

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