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フッ素樹脂加工フライパンは寿命が1〜3年

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フッ素のイメージ

フッ素に関して大昔から議論があるのに、
未だに明確なことを
国民は知らされていません。

昨年のテレビ番組「試してガッテン」では
フッ素の虫歯予防について
効果がある、との実験らしきものを行い、
コンシューマーネット(消費者団体)から
意見書が出されていました。

テフロン加工のフライパン

フッ素というとテフロン加工のフライパン
と繋がるのですが、
今でもまだ、マーブル加工とか
ダイヤモンド加工というフライパンが
出回っていますね。

あれはマーブルとか人造ダイヤモンドなどを
フッ素樹脂に混ぜて、
コーティング剤としているものです。

フッ素樹脂は摩擦係数が小さい、
つまり表面がツルツルしていて
フライパンに付着した汚れが
簡単に落ちたり、

焦げ付きにくいため
目玉焼きなど
つかう油が少量ですむ、
などというメリットがあります。

フッ素樹脂フライパンの寿命

しかしこのフッ素樹脂は
寿命が1年〜3年という早さだということ
知っている人はいるでしょうか? テフロン加工

古くなると
このフッ素樹脂が剥がれ、
それが料理と一緒に
体内へ入ることが懸念されています。

フッ素樹脂自体が人体には
危険な物質です。

なので、その耐久性を上げるため、
ダイヤモンドを混ぜたりしているわけです。

さて、このフッ素樹脂は
今も書いたように摩擦係数が小さいので、
通常なら金属とは密着しにくいため、
PFOAという化学物質を使って
金属と密着させます。

このPFOA、
パーフルオロオクタン酸、という物質
実は、
残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約
POPs条約とも呼ばれていますが、
ここで「根絶リスト」に追加されました。

ダイオキシンやPCBと同様、
人体だけではなく、
環境にも有害な物質として
世界的にその環境汚染が
危惧されているのです。

アメリカの環境保護庁では、
2006年、世界のフッ素化学メーカー8社と
連携して、PFOA自主削減プログラムを開始しています。

この8社の中には、
旭硝子、ダイキン工業なども名を連ねています。

PFOA規制、日本では?

日本ではこのPFOAの規制、
いったいどうなっているのか、と調べたら、

今年の1月に東京環境経営研究所が
POPs条約の改定に合わせて、
2020年7月4日から、
制限物質として規制されることや、

2月ごろに日本の化審法も
改正される見込み、
とありました。

やっと今年、という話なんですね〜。

でもコロナ禍で、
他のニュースはほぼゼロだった数ヶ月、

このPFOA規制は
本当に進んでいるのか、
とても気になります。

 

フッ素樹脂加工のフライパンを
空焚きしてしまい、
有害な気体が部屋に充満し、
カナリアが死んだ映像を
昔、見たのを思い出しています。

 

あなたのフライパン、
何年使っていますか?

 

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