元気塾Blog

被害者ポジが怖い本当の理由

否定される、
責められる、
これは誰でも、嫌なものです。

しかし、何か仕事でミスをして、
少しきつめに叱られた時、
やるべきことは、
素直に謝ることだけです。

なのに、否定された、とか
責められた、というふうに
受け取る人がいます。
いわば被害者ポジションをとる、
ということです。

更には、心が傷ついた、とまで言う。

これって、何なんだろうと
不思議な気がしていました。

かつて、仕事の後輩で
こういう人がいました。

気になることを注意すると、
うつむいたまま、何も言わない。
ちゃんと言ったことが伝わったのか
気になるので、
「聞いている?」と聞くと、

ようやく、少し顔をあげて
聞き取れないくらい小さな声で
「ハイ」と言う。
今にも泣き出しそうな顔で。

それを見ると、
もう、この人には何も言うのやめよう、
という気持ちになります。

今、パワハラ問題で
加害者にされそうになった人の中にも
こんな思いの人も多いのではないでしょうか。

注意されて、素直に謝ればいいだけのことに
なんでも被害者ポジションを取りたがる人は、
自分を被害者の立場に置くことで、
実は、得ているものがたくさんあることに
気づいていません。

例えば、周りからの同情や、慰め。
自分から環境を変える努力を免除されること、

しかし、それよりもっと大きいものは、
加害者へ罪悪感を持たせることで
相手をコントロールしようとすることです。

先ほどの後輩の例では、
私は確かに、もうその後輩に注意はしない、
というように行動を変化させました。

距離もとるようになりました。
良かれと思ってした注意を
責められた、と取られてはかなわない、
と思ってしまったからです。

その後輩は、
なぜ私が距離をとるようになったのか、
分かってなかっただろうと思います。
耳痛いことも言われなくなり、
しめしめと思っただけかもしれません。

被害者ポジションをとる人は、
常に自分の周りに加害者を作ります。

加害者ポジションに置かれることを嫌がる人は
私のように離れていきます。
加害者ポジが好きな人だけ、
その人の周りに存在することになるのです。

これって怖いことだとおもいませんか?

常にイジメられる、
マウントをとられる、
という、あなた。

もしかして、
無意識に被害者ポジションを
取りすぎていませんか?

 

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