元気塾Blog

令和の百姓一揆

東京も桜が満開だそうです。
その満開の桜の下を、昨日約30台のトラクターと、
3200人の参加者がデモ、「令和の百姓一揆」が行われました。

国に対して、十分な所得補償を求める
という主旨でした。
今のままでは、
「農民が消え、作物が消え、
村全体が消えようとしている」
と、主催団体の菅野代表がうったえました。

この日は、東京だけじゃなく、
全国で10ヵ所以上で同じデモ活動が行われたようです。

つい先日の財務省解体デモといい、
おとなしくて何も物言わない、
と言われている日本では
珍しい光景ではないでしょうか。

参加者の声を聞いていて、
とうとうここまで来たのか、
という実感が伝わってきました。

時給10円、という悲惨な状況、
離農が増え、田畑がなくなり、
高齢化した農村が、もうこれ以上続けられないという危機的状況。

後を継ぐ若者にとって
どこにも希望や魅力のない職業、
これでは、日本から農業は
消えていかざるを得ません。

それでなくても自給率の低い日本、
ただ一つ、米だけが
ギリギリ自給できていたのですが、
それが、今の状況では
総崩れになってゆくのも時間の問題、
ということなのですね。

生産性を上げるため、
零細農家を、大規模経営に変え、
いわゆるスマート農法を
国は奨励していますが、

果たして山間部の多い日本の地形で
どれだけの実効性があるのでしょうか。

昨年5月に改正された
「食料・農業・農村基本法」では、
食料安全保障の確保のため、

・安定的な輸入
・輸出の促進
・先端技術を活用した生産性の向上
などの方針を挙げました。

自給率の向上や、そのための
自国の農業をどう保護していくのか、
という対策は、影を潜めました。

米を作る人がいなくなれば、
輸入に頼らざるを得なくなれば、
日本人の食はどうなっていくのか、

消費者である私たちも、
真剣に考える時なのかもしれませんね。

ちなみに、30日の
令和の百姓一揆はその活動費を
クラウドファンディングしていました。

目標100万円だったのが、
なんと、今朝見ると、
支援総額、19,433,000円となっていました!

 

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