初のクライアント体験
私は10数年前に、初めてコーチングを受けた時、
本当に驚くような体験をしました。
「私ってすぐ頭で考えちゃうタイプなんですよね」
と言った私の言葉に対して
コーチが聞いた一言でした。
今、考えちゃう、と言いましたが、
その「ちゃう」っていう言い方は、
どういうニュアンスで使っていますか?
いい意味、悪い意味?
え?
と一瞬、私の思考はストップしました。
そんなこと考えたことも無かった・・・
「考えちゃうタイプなんですよね」
うーん、確かに良い意味では使っていない
どちらかと言えば悪い意味で使っていました。
え・・・ということは、
頭で考える=悪いことだ
と、私は思っていたの・・・?
無自覚な信念に気づいた瞬間
これが自分のビリーフ、
つまり「無自覚な信念」のひとつに
気づいた瞬間でした。
人間には、誰にでも
「無自覚な信念」が
最低でも150個以上あると言われています。
無自覚なので自分では気づかないけれど
その信念によって、
その人のあらゆる言動が
毎時、毎分、毎秒、影響を受けています。
そしてその言動が
その人の人生を作ってゆくわけです。
考えてみると怖いことですよね。
私は、直感力とか感受性、
ひらめきや共感性に憧れていて、
思考すること、
つまり頭で考えるということを軽んじていた、
一段下に置いていたことに気づいたのです。
どうしてそう思っていたんだろう、
何故?
頭でっかち、
いくら頭が良くても心がなければ、ダメだ、
単なる屁理屈だ、理屈っぽい人は嫌われる、
いくらでもそれを補完する
思い込みが出てきて
自分でもびっくりしました。
そして、その時から
「思考」ということを
真剣に考えはじめました。
之を思い、之を思い、
之を思いて通ぜずんば、
鬼神まさにこれを通ぜんとす、
(荻生徂徠の言葉)
という時の
之を思い、というのは
何かについて一生懸命考え、
考え続け、それでも分からなければ、
誰か(神)が手助けしてくれる、
というような意味です。
頭で考えるというのは
こういう崇高な意味もありました。
本居宣長の「考える」
また、
考える、という言葉の意味も
本居宣長に言わせると、
「か、むかえる」が語源であるとか、
「か」は意味のない接頭詞
「む」は「身」で
「かえる」は「交わる」という意味。
つまり考えるとは、
顕微鏡で対象物を客観的に
眺めることではなく、
対象と一体になり
関わり、交わるということだと。
この2つは、「思考」ということを
肯定的に捉えようと意識しなければ
見逃していた情報だったかもしれません。
そうやって、
私の中にあった
「思考」というものへの
思い込みは
少しずつ修正されていきました。
もちろん、それにつれて
飛躍的に
人間の持つ心の力への理解が深まり、
クライアントさんに対しても、これまで以上に、
幅ひろい視点から聴くことができるようになりました。
つまり、
コーチングスキルがアップしていったのです。
そのきっかけが
コーチのたった1つの質問でした。
あなたはどんな思い込みに縛られていますか?
それによって、
自分の言動がどう影響されているでしょうか?
自分の中の
150もの「無自覚な思い込み」に興味ある方は、
是非とも一度、コーチをつけてみませんか?
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