原因のわからない不定愁訴を
自律神経失調症だとか
更年期障害だ、とか言われたこと
ありませんか?
それならまだしも、
気のせいだ、とか
心療内科を勧められたりした、と
いう方もいるでしょう。
新型コロナワクチンの後遺症について
そんな対応が当初、多かったと聞きます。
たくさんのご病気の方と関わってきて
いつも思うことは、
病気、それ自体ももちろん辛いけれど、
それ以上に辛いのが、
健康な周囲の人から
本当のところ、
その辛さを理解してもらえないことです。
がんの人はいいよね、
同情してもらえるから、
私は、怠けているだけ?とか言われる・・・
と、なかなか病名のつかなかった友人が
言っていました。
さて、GW明けからピークになるのが
気象病というやつです。
気候、気圧の変化で起きる
不調の総称です。
中でも痛みを伴うものを「天気痛」と
呼ぶそうです。
23年にウェザーニュースと
ロート製薬が全国調査をしています。
島根県の「天気通」の割合が
全国1位、66.7%もいる!
2位が奈良県で65.3%
全国平均が58.4%!
え~、そんなにいるんですか?
日本の半分以上が
天気痛を自覚している、と?
ちょっと驚きでした。
あなたも、そういう症状ありますか?
今、頭痛日記をつけるスマホアプリ
「頭痛~る」というのが、人気だそうです。
記録を残せたり、
天気予報と連動して気圧を予想し、
頭痛のきっかけを知らせてくれる機能があったり、
なかなか便利だと評判です。
ちなみに無料です。
これほど多くの人が不調を感じる
気象病って、
昔からあったのでしょうか?
ドイツでは気象と病気の関連を調べる
「生気象学」という研究が
進んでいるそうですが、
日本では2015年に海外の論文と
日本の状況をまとめた啓蒙書が出たのが
最初だそうです。
なので、まだまだ新しい言葉なのですね。
でも、花粉症や熱中症のように
多くの人に認知されるようになれば、
辛い状況の最中の人も
周囲からの理解が広がり
精神的にすこし、楽になるかもしれませんね。
辛い状況が理解されないこと、
それは純粋に疾病の辛さよりも
メンタルに堪えます。
あらゆる辛い症状に対して、
それは障害者も、高齢者も同じことで
社会が、それとどう向き合っていくのか、
本当にその人たちの痛みを
理解しようとするのか、
それとも、これまでのように
排除したり、隔離したりするのか、
そんなことが問われる時代だと
感じています。
明日の雨がなんとなくわかる、という
天気痛のある方、
これから辛い季節になるかもしれませんが、
情報を取り入れて、
予防できるものは予防していきましょう。
経験のある方、
予防法で効果的なものがあると言う方、
是非、情報提供を、お願いします。
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