元気塾Blog

5人に2人は憂鬱な季節、子供も3人に1人は辛い季節か

花粉症

増え続けるアレルギー体質

花粉の飛散量が最も少なかった2020年、
今年は昨年に比べれば多いが、
それでも例年よりは少な目、ということです。

日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会 によると
2019年の全国調査(対象1万9738人)で
スギ花粉症は人は38.8%、
1998年の16.2%と比べ大幅に増えています。

5人に2人近くが花粉症。

これまで少なかった10歳代も約3割が
そして10歳以下でも約15%が発症しています。

同じように増え続けているアトピー。
IgE抗体を過 剰に作り出しやすい
というメカニズムは花粉症と同じです。

外敵が侵入してきたとき、
リンパ球の一種で司令塔の役目をもつ
ヘルパーT細胞(Th細胞)というのがありますが、

これは敵の種類によってTh1とTh2に分かれます。免疫バランス
Th1細胞はウイルスや細菌に対して、
Th2細胞は花粉やダニ、埃などのアレルゲンに対して
それぞれ反応して働きます。

通常はこのTh1,Th2は互いの働きを抑制し合い、
どちらが過剰に反応しないようバランスを保っています。

しかし、いわゆるアレルギー体質といわれる人は
このバランスがTh2に偏っていて、
花粉やダニ、卵や小麦粉に対して
過剰反応をして、辛い症状を引き出すわけです。

昨年、コロナ禍で、花粉症がいつもより、
数段軽症だった、という人がいます。

もしかしたら、
この免疫バランスに何か関係あるのかもしれませんね。

免疫力とか、言われると
私たちはつい、高い低いと
1つの物差しで測りたがるのですが、

このヘルパーT細胞のことを考えると、
バランスなんだ、と気づきます。

何かが高ければ、その裏で何かが低くなり
バランスを崩すことが、発症の理由だ、

とすると、やじろべえみたいに
バランスはいつでも微妙に動いている、

日々、バランスを取り続けることが
大事なんじゃないかしら?

 

自己免疫疾患と呼ばれる、
このバランスが大きく乱れて
引き起こされる病気があります。
多くは難病と呼ばれているものです。

しかしある日、けろっと治る人がいるのを
私は見てきています。

クロン病、
多発性硬化症、
全身性エリテマトーデス、

病院へ行くと
すべて難病だといわれる、これらの病気も
メカニズムは自己免疫のバランスが
大きく偏っていることから起きる
自己免疫疾患と呼ばれるものです。

だとしたら、

何かの拍子にそのバランスが整うと
症状も消えてしまう、
ということがあっても不思議はありません。

先ほどあげた3つの難病は私の身近な友人の例です。
そしてある日、治ってしまいました。

人間の体は本当に不思議です ね。

自律神経、
免疫、
ホルモン、

すべて私たちを守ってくれるものですが、
これ、みんなバランスだ、と気づくと

私たちは「働きすぎない、怠けない」と言われた、
安保徹氏の言葉の意味を
再度、噛み締める 必要がありそうです。

あなたはバランス、
どうやって保っていますか?

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