花粉症の本当の原因
花粉症の季節ですね。
それでなくても、東京にきて電車に乗る機会が増えると
マスクしている人多いなぁと感じるのに
今回、ますます増えた気がします。
そもそも花粉症って、いつ頃から言い始めたのか、というと
1963年だそうで、東京オリンピックの前年。
その後、増え続け1975年には社会問題となるほど
また新たな国民病ともいわれるほど、出世(?)してゆくわけです。
花粉症、今や10人に4人
今や、10人中4人が花粉症という時代です。
花粉症をおこさないスギの研究などというニュースが
以前あったような気がしますが、
問題はスギではなく免疫なのですよね。
大昔からスギはあるわけで。
結核などの感染症が減ってアレルギーが増えたことに関係性があるのでは、
という、それまでは推測だったものが、
じつは近年、この考え方は裏付けられています。
免疫もバランス
つまり、人間の免疫反応を担うT細胞には2種類あり、
そのうちTh1と呼ばれるタイプは結核など感染症の時に増加します。
それに対してTh2と称するタイプはアレルギー疾患に際して増加します。
ひと昔前は結核が日本人の国民病であり、
現代はそれに代わってスギ花粉症など
アレルギー疾患が増えた事実は、
これらTh1/Th2バランス理論によって
説明できるわけです。
今や免疫は、高い低いではなく
バランスがキーワードになっています。
花粉症、QOL(生活の質)を下げる
さて、この花粉症、生活への影響も大きいものです。
・精神集中不良 75.3%
・勉強・仕事・家事の支障 73.2%
・気分が晴れない 72.8%
・思考力の低下 68.2%
・いらいら感 66.8%
となっています。
となると当然、仕事への影響も。
アレルギー性鼻炎による仕事の損失600ドル?
海外の調査になりますが、
労働者ひとりあたりの年間平均生産損失額は
片頭痛やうつ病(約200ドル)に対し、
花粉症を含むアレルギー性鼻炎は約3倍(600ドル)
にのぼっていることからも、
花粉症がいかに仕事のパフォーマンスに
影響を与えるかが明らかです。
当人にとっては本当に辛い花粉症
今のところ
抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬で対処する、
という方法しかありません。
免疫バランスの異常をどうする?
しかし膠原病も、アレルギーも
免疫バランスの異常がもともとの原因だとすると
この異常を正常に取り戻すには
本当に何が必要なのか根本原因を探る必要がありそうです。
残念ながら、
食事の欧米化を懸念する声は多少あっても、
環境ホルモンなど免疫異常誘発物質について
触れている有識者のコメントはほとんど見受けられません・・・・。
どうして誰も言わないのか
不思議なほどです。
★もっと知りたい、気になる記事はコチラ
この記事へのコメントはありません。