元気塾Blog

タイパって何?

タイパってご存知でしょうか?

今、Z世代(現在の15歳〜29歳)の間で
共通する価値観、とも言われています。

コストパフォーマンスではなく、タイムパフォーマンスのこと。

簡単に言えば「時間がもったいない」

これは、2022年4月に出版された
『映画を早送りで見る人たち』稲田豊史著

という本で、紹介されました。

皆さんも、倍速でYou Tubeを見たりしますか?

NHKのニュースでは、こんな声も。

・曲はサビの部分だけ聞く
・ドラマも好きな俳優が映ってない部分は飛ばす
・オンライン授業は2倍速で見る
・レンジでチンの冷凍弁当が楽、
・アニメは考察動画でまとめて見る、

うーん、皆さんはいかがでしょうか?

そう言えば、You Tubeで、
本の解説をしているサイトがたくさんあります。
有名なのは、中田敦彦さんのYou Tube大学。

私も彼の解説は結構好きで
『サピエンス全史』など
自分で読めないなぁ〜(長すぎて)
でも興味あるなぁ〜

というものを
ダイジェストで解説してくれるのを見て
なるほど〜〜、と読んだ気になる、
ってことをしていたので、

これも、確かにタイパかも・・・・

そんな意味では昔から、
例えばリーダーズ・ダイジェストという雑誌、
これさえ見ておけば、
今のニュースや論点、論評、大事な本など
だいたい網羅している、というのもありましたね。

って古いか。
(調べてみたら日本版は1986年で休刊になってますね)

これなんかも、
短時間で色々知りたい人向けの雑誌だったわけで
タイパ、と言って言えなくもない。

速読術というのも、一時流行りましたね。
通常分速400〜800文字の読書スピードが
2100文字とか2万文字とか読めるそうで、
そこまでいくと、
大抵の本が3分で読めることになります。

これも、立派なタイパでしょう。

そうしてみると、
何も今に始まったわけでもない、
人間は、早く効率的に何かをしたい
という根源的欲求があるのかもしれません。

でも、合コンも時間の無駄で
マッチングアプリで検索してから会う方が
タイパが良い、という人が増えたら、

その人たちって、
仮に出会いから結婚に至ることになっても、
例えば彼女からのラブレターを
速読するんだろうか・・・とか

考えてしまいます。

お誕生日に動画で、
私にオカリナ演奏を
プレゼントしてくださった友人がいます。

それを、倍速で聞こうとは、
絶対に、思えません。

じっくり味わうことに価値のあるものと、
タイパを求めて対応するものと、

私たちは、自分の中でその違いを
明確にしているでしょうか?

タイパを追求して余った時間を
本当は何にじっくり使いたいのでしょうか。

ラブレターを速読するような人とは
正直、付き合いたくないなぁと思ったけれど、

考えたら、ラブレターを書くなんてことも
もう、古い風習になって
消えてゆくのかもしれませんね。

 

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