元気塾Blog

ココロは脳ミソの中にあるのか?

洗脳

元気塾の12番目のテーマ

精神性・たましいの健康というテーマがあります。

このテーマのテキスト作りには
とても時間がかかりました。

たましいの前に、まず、こころとは何か
というところから考えてみる
そんな材料を探しました。

私たちは、
カラダとココロ、という言い方をよくします。

しかし今、なんとなく、心は脳の中にあって、
つまり、心も身体の一部なんじゃないか、
という見方が広がっている気がします。

特に昨今の、脳科学の発展を見ていると、
この頭の中の脳みその中に
全ての心の働きの答えがある、と思ってしまいそうです。

でも、本当にそうなんでしょうか?

ドーパミンとかオキシトシンとか
脳内伝達ホルモンが心の動きのすべてを司っている、

本当にそうなんだろうか、と私は疑問を持っています。

カラダとココロ、更に魂(たましい)とは何なのでしょうか。

人間機械論

スティーブン・ホーキング博士はイギリスのガーディアン紙で、

人間の脳は機械のコンピューターと同じで
壊れたらその機能を失う、壊れたコンピューターはそこで終わり、
あの世の世界はない、あの世の存在は、
死を恐れる人たちのファンタジーでしかない

と述べています。
(2011年5月)

更に『人間機械論』という本があります。
1748年、フランスの哲学者、ラ・メトリ

あらゆる心の動きは、物理的に分析できる、という主張でした。

スティーブン・ホーキング博士の言も
そこから来ているのかもしれません。

さらに、現代医学は
この「人間機械論」に乗っ取った技術じゃないか、
という気がしてなりません。

輸血や、臓器移植もしかり、

さらには、精神科が薬で治療をしようとする方向は、
まさに、心を物質として
捉えているから、としか考えられません。

しかし本当にそうなのでしょうか?

日本スピリチュアルケア学会

日本スピリチュアルケア学会という学会があります。
これはかつて、日野原重明氏が尽力され、2007年に創設されたものです。

この学会は、人間の精神性を認め、
患者さんをトータルに、全人的にみるということを目標としています。

人は亡くなる前に
「たましいの痛み」=スピリチュアルペイン
というものを感じる人が多く、

これは肉体の問題でなく、
まさに、たましいの痛みなのだという捉え方をしています。

チャプレンという宗教家や
傾聴の会などボランティアの力を借りて、
その痛みに向き合います。

 

人間のもつ、「こころ」や「たましい」
まだまだ、何もわかっていない、という状態なのだと思います。

でも、脳という物質の中にあるとしたら、という「仮説」のもとに
科学的医療は進歩し続けるのでしょう。

19世紀終わりから20世紀のはじめ、
『物質と記憶』を書いた
フランスの哲学者、アンリ・ベルグソン、

「あらゆるところで身体を超え、
それ自体を新たに創造しつつ行為を創造する何かが
自我であり、魂であり、精神です」

この文章を読むたびに、
人間機械論と比べ、
なんと、希望に満ちた考え方だろう、と

思えてなりません。

私たちは、機械ではない、
生きた血の通った人間なのだ、ということを
何度も繰り返し、胸に刻んでいきたいと、私は思っています。

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