「仕事をちゃんとやり遂げたい」
ある日のコーチング勉強会での言葉。
ちゃんと、というのは、どういう意味なのでしょうか・・・
「ちゃんと」とか「きちんと」とか
よく使われるから
なんとなく、わかったような気になるけど、
考えてみると
こんな曖昧な言葉はないことに気づきます。
ちゃんとの基準って人によって違うしなぁ・・・
などと、ぼんやり思いながら
模擬コーチングする受講生たちのやり取りを
聞いていました。
言葉の意味の共有
ちゃんとやり遂げると、どんな気分?
ちゃんとやり遂げたら、何が得られる?
ちゃんとできなかったらどうなるの?
ゴールの明確化、という部分です。
しかし「ちゃんと」のイメージが
質問者とクライアントの間で
共有されているのだろうか、
ちゃんと、というのは
具体的に言うとどういうことですか?
という質問が一つあると
あ、それは期日までに全部、やり遂げることです、
とか、
自分なりに納得した内容の仕事ができることです、
とか、
ちゃんとに込められた思いは、聞かないとわからない・・・
コーチは
言葉を記号だと知っているので、
その記号の意味が人によって違うことがある、
ということを大前提としています。
口癖には意味がある?
特に何度も出てくるフレーズや語彙には
クライアントさんの独自の
意味づけがある場合があります。
また、
「ちゃんと」とか「きちんと」などの語彙が多い人は、
どこかで自分なりの基準値が高すぎる場合もあります。
俗に言う完璧主義ですね。
あなたが「ちゃんとやる」を
大事にしていることで
得ているものは何でしょうか?
失っているものは何でしょうか?
彼は、
得ているものは・・・・自己満足
失っているものは・・・時間
と答えました。
ちゃんとやりたい、と思うことで
やるまでの時間がかかりすぎている、
つまり、行動を起こすまでに
時間がかかりすぎている・・・
自分の完璧主義のため
失っているものに気づいてから、
彼の行動は
変化をおこして行きました。
自分の持っている価値観に気づくこと、
そしてそれを自分なりに、見つめ直してみること
それがもしかしたら
今までの自分の行動パターンを
変えてゆくきっかけになるかもしれません。
コーチングはそんなお手伝いです。
興味ある方、ぜひ、体験コーチングしてみませんか?
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