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世界初、抗体医薬品ゾレアが花粉症適応

マスク危険

眼球を取り出して洗いたい

これ、花粉症の友人の言葉です。

今や5人に1人という花粉症。
まさに国民病と言われて久しいですね。

あなたは大丈夫ですか?

今年は暖冬だったからかスギ花粉の時期が早まるようです。
春になるのが憂鬱、という声も聞こえてきそうです。

この花粉症、
たかが花粉症と言っても本人はとっても辛いわけで
特に仕事のパフォーマンスは
腰痛などと並んでかなり低下します。

花粉症の重症者は
ある製薬メーカーによると全体の半数いると言います。

実際に、花粉症の92%の人が
仕事に影響を与えると感じていて、
仕事効率は最大60%下がる、とも。
71%が薬の副作用で眠気、だるさを感じ
76%が集中力や判断力の低下を訴えています。

辛いですね。

さて、その半端ない辛さに今年はもしかして、の朗報(?)
ノバルティスファーマ社から出ているゾレアという
喘息や慢性蕁麻疹などの治療薬が、
昨年暮れに季節性アレルギー性鼻炎にも適用となりました。

世界出始めての抗体医薬品

これは花粉症のクスリとしては
世界で初めての、抗体医薬品となります。

 一般名オマリズマブ(遺伝子組み換え)と添付文書にはあります。
他の薬では効かない重症者に使うこと、となっています。

1回のお値段は?

体重などにもよりますが
1回最高の600mgの皮下注射をすると
その値段は、
18万5960円、自己負担額が55788円

ほぼ花粉症の症状が無くなるとあります。

ただし、当然副作用も。
アナフィラキシーショック(頻度不明)
発疹、蕁麻疹、めまい、湿疹など。

ん?蕁麻疹の薬なのに、副作用が蕁麻疹??
不思議です。

さて、それとはまた別に
花粉症の人にとってえ〜〜〜っ!という話。

ドラッグストアで買えるクスリは処方されない?

現在使われている年間2400億円の
花粉症のお薬、
飲み薬、点鼻薬、点眼薬などありますが、

OTC医薬品(ドラッグストアで買える薬)に
同じものがある場合、病院ではもう処方されなくなる、

つまり、自分でドラッグストアで
購入してください、ということになります。

600億円の医療費削減

これによって
最大600億円の医療費削減になるそうです。

もちろん、患者さんの薬代の自己負担額はアップします。

なんだか、切ないですね。
症状が辛いから薬に頼らざるを得ないのに、

そして使ったら使ったで
眠気やだるさで仕事にならなかったりするのに、
まだ薬代金がアップするのですよね。

眼球取り出して洗いたいと言った友人は、
痛みより、痒みのほうが絶対に辛い、耐えられない、と
鼻をかみすぎて赤くガサガサになった肌をなでながら、
つぶやいていました。

今年はもしかして、ゾレアに挑戦するのでしょうか?

どうか、花粉症の皆さん、無事に花粉シーズンを
乗り越えられますように。

 

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