お尻ペンペンは禁止です
しつけと称する体罰は禁止!
いよいよ今年の4月から体罰禁止の法律が施行。
改正虐待防止法です。
昨年から具体的な指針案が発表されていて
その中には、
- 3回、口で注意したが言うことを聞かなかったので頬を叩く
- 他人のものを盗んだので罰としてお尻を叩く
- 宿題をしなかったので夕食を与えない
など【体罰】にあたる具体例が上げられています。
しかし、これに対して、世の親から批判が殺到しています。
しつけに体罰は必要なのか
悪いことを教えるのに
ある程度の痛みは必要だ、という考え方です。
日本では長い間、
「わがままで甘ったれたガキは
鉄拳制裁で厚生させる」
という教育論が広く支持されてきました。
いわゆるスパルタ教育ですね。
あなたはどう思いますか?
愛ある体罰をどう考えますか?
虐待による子供の死亡という事件
しかし、残念ながら行き過ぎた体罰=虐待による
乳幼児・小児の死亡という痛ましい事件が
次々と起きてしまいました。
そして、これは日本だけの問題ではありませんでした
実にフランスも85%以上の親が体罰を行っています。
しつけと教育のため、
これまで、体罰は広く容認されてきた国です。
しかし児童虐待が深刻化し
1週間に1人から2人の子供が
虐待で命を落としているという現実に、
とうとう昨年の7月、
フランスも体罰禁止の法律を可決させました。
世界では55番めだそうです。
世界で58カ国が体罰禁止を法律に
そう、今、世界の58カ国が
親による児童への体罰を全面禁止するとの法律を作っています。
その最初の国がスウェーデンでした。
スウェーデンは1979年に
体罰を禁止してから
体罰を経験する親の数は
以下のように減りました。
- 1960年代94%
- 1990年20%
- 2006年12%
2007年に体罰禁止を出した
ニュージーランドでも
必要があれば子供を叩くことを
容認する割合が、
2008年62%から
2013年35%まで減りました。
世界は今、本当に少しずつ、
変化しているのだと感じます。
子供だけでなく、
弱いもの、マイノリティーの人たち、ハンデーのある人たち
どんな人も等しく人権があり、守られるべき命であること、
それが21世紀の常識になってゆく、
折しもパワハラ防止法も決まり、今年6月施行ですね。
そう思うと、いろいろあっても確実に、
時代は良い方へ成長しているんじゃないか
私は、そんな気がしています。
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