アメリカの貧困率世界6位
コロナの死者数、アメリカがトップ、
最初は、ちょっと不思議な気がしました。
しかし、貧困率が世界6位と聞いて、納得しました。
- 1位南アフリカ、26.6%
- 2位コスタリカ、20.4%
- 3位ブラジル、20%
- 4位イスラエル、17.9%
- 5位ルーマニア、17.9%
- 6位アメリカ、17.8%
となっています。
私達の世代では、いつまでも
強いアメリカ、豊かなアメリカというイメージが拭えないのですが、
今やアメリカで暮らす貧困層には
水道すら止められている世帯が1500万世帯もあるそうです。
水がないと手も洗えない、トイレも・・・・
欧州では市民の水道を停止することは違反ですが、
アメリカでは料金未払いの世帯は水道すら、止められてしまいます。
水道が止められた家では、飲水や手洗いどころか、
トイレも使えず、
汚物をゴミ箱に捨てるしかない、
という状況が起きているそうです。
コロナの死者は黒人が多い?
今回のコロナ騒動でアメリカでの死者は
圧倒的に黒人が多いことが統計から明らかになりました。
シカゴでは人口に占める黒人の割合は30%ですが、
新型コロナによる死者のうち
黒人が占める割合は70%を超えます。
黒人住民の比率が多い
デトロイトやミルウォーキー、ニューオリンズ、またニューヨークでも
急激な感染拡大が起きています。
先住民のナヴァホ・ネーションにある
3割の世帯に上下水道が供給されていない、
手を洗うこと自体かなわない人が、たくさんいるのです。
経済格差、世界に広がる
アメリカだけではなく、世界的に見ても
人種間の経済格差が感染に大きな影響を与えています。
なぜ、ここまで貧富の差が
激しくなっているのでしょうか。
今年の1月20日、
国際的非営利組織のオックスファムが
世界経済フォーラムの年次総会に合わせて発表した報告です。
世界の富裕層の上位2100人の資産が
総人口の6割にあたる
46億人分の資産を上回る
2018年時点では、
世界の上位26人が世界の半分の38億人と
同じ額の資産を保有と発表していました、
この約38億人の資産合計は
対前年比で11%減少、
富裕層の1900人の資産合計は
12%増加している
つまり、格差は
1段と拡大しているとしています。
日本も貧困率が15.7%で
15位です。
先進国の中では
アメリカについで、2位
世界第3位の経済大国であるはずの日本が
最悪と言ってもいいレベルです。
地震などの天災でも、今回のような感染災害でも、
苦しいのは常に弱者です。
すべての人が海へ突き落とされたけど、
大きな酸素ボンベを持っている人か、
何も持たない人か、
もしくは呼吸器にもともと持病がある人か、
その違いで、
苦しみは桁違いだと言った人がいます。
ピンチをチャンスに変える
しかし、こういう問題を
自分ごととして捉えるチャンスをもらった、
そう思うと、
水もある、
手も洗える、
トイレもある、
食べ物もある、
安心して眠れる家がある、
まだまだ私にはできることがあるはずだ、
そう思います。
すると少し元気が湧いてきます。
あなたはどうですか?
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