食品ロス削減法が施行され4ヶ月
今年の節分、恵方巻は食べましたか?

食品ロス削減法が施行されて4ヶ月です。
食品ロス、まだ食べられるのに捨てている食品は
2016年、国内推計643万トンで、家庭が291万トン、
コンビニ含む小売業では66万トンです。
また、
年間ごみ処理に使われる2兆円のうち
40%は食べ物ゴミと推測、
8000億円という税金を使って処理しているわけです。
需要に見合った恵方巻を!
さて、
今年も去年に引き続き、農水省から小売業界に対して
需要に見合った恵方巻を売るようにとい指示が出されました。
コンビニ大手3社やその他26企業が賛同。
首都圏101店舗を
学生フードロス削減プロジェクトを主催する
大学生3名で調査したそうです。
百貨店26店舗
コンビニ50店舗
スーパーマーケット19店舗
寿司店5店
駅ナカ1店
結果売れ残り残数が最も多かったのは以下のとおり。
- 百貨店の18(1店舗あたりの残数)
- コンビニ6
- 寿司店3
- スーパー2
百貨店の残数は昨年の300本から改善
2019年も同じ店舗で調査したそうで
この時は百貨店での残数は300本近くあったそうです。
なのでかなり改善のあとが見られたということですね。
7人に一人が貧困家庭の子供
物あまりの日本を見ていて
実は
7人に1人が食べるものにも困る貧困家庭の子供だ、
という数字にはピンと来ない人が多いのでは、と思います。
日本の貧困率は15.6%
しかし、現実は世界からみても
日本の子供の貧困率はかなり高いといいます。
資本主義が発達すると長い目でみて格差はどんどん広がる、
と書いたのは、
フランスの経済学者トマ・ピケティ氏です。
しかし、日本で貧富の差がここまで・・・
この膨大な食品ロスと
貧困家庭の現状が
なんともやりきれない思いにさせます。
善意のランチチケット制度
最近では、こんなお店があるそうです。
個人の経営する食堂で
店を手伝ってくれた人に
バイト料の変わりに
ランチ1食分のチケットをわたし、
それを店のボードに貼ってもらいます。
お金がなくてもお腹の空いた人が
そのチケットを使って
無料で食べられる仕組みを
作ったわけです。
スゴイな、と
その発想力に脱帽しました。
また、自分の食べたランチに
余分のお金を払って
やはり無料チケットを購入し
お店のボードに貼り付け
子供たちがそれを使って
無料で食べられる仕組みを作った
カレー屋さんもありました。
小さな善意を活用した例ですね。
それもとても素晴らしいと、私は思います。
食品、捨てない工夫で税金を半減
でも、膨大なこの食品ロスをもっと
うまく活用できる方法があれば、とも思います。
せめて8,000億円もの廃棄にかかる税金を
半減できたら、4000億円が福祉に回せたら、
と考えてしまいました。
わたしたちにできることは何だろう、
と自分に問いかけます。
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