ネガティブ・ケイパビリティとは
わからない状態でいる力?
ネガティブ・ケイパビリティという言葉
ご存知でしょうか?
いくら考えてもわからないこと、
どうしにも対応の仕様がない状態に
耐える力、のことです。
反対がポジティブ・ケイパビリティ、
迅速に物事に対応し、解決し、
対処する脳力のことです。
学校教育ではもちろん、これを教えます。
そして、職場も同じです。
しかし、今本当に欲しいのは
このネガティブ・ケイパビリティの方
かもしれません。
私たちの脳は
「わからない」という状態をとても嫌います。
わからない状態は不安を呼び
そうした状態から回避するために
脳はとりあえず目の前の出来事に
辻褄を合わせ、
なんとか、わかろうとするため、
このネガティブ・ケイパビリティ、
つまりそうした状態に耐える力を
培うことは、容易ではありません。
こんな時、
共に考える人の存在が大きな意味を持ちます。
対話によってサポートする人
コーチと呼ばうが、サポーターと呼ぼうが、
答えを急がせずに共に考える人の存在があれば、
もしかしたら、
今「わからない」ことを認めることができる、
「わからない」状態でもOKだと、
自分に許可することができる、
とりあえず、棚上げしておくことを
自分に認めることができる、
そうして、
前に進んでゆくことができる。
私はこの力のことを
「棚上げ能力」と呼んでいます。
今は亡き、田辺聖子さんから
教わった、
幸せになるための
大きな力です。
興味有る方は
是非、こちらを覗いてみてください。
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さて、
私のバカンスも今日でおしまい。
今晩は香川へ帰ります。
緑と、静けさと、
雨や陽の光、鳥の鳴き声、風の音、
ここで取れたキノコや野菜、
朝晩、まだストーブが欲しいくらいの
ひんやりした空気。
たくさんのものを充電して、
また日常へ帰ります。
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