これが有名なヒルドイドですね!
って何がというと、原因不明の爪の変形で、
私にしては珍しく最近、病院通いをしています。
そこは有名な統合医療の医院。
先生がむちゃくちゃ優しくて癒やされます。
薬はまず使わないタイプの先生ですが
これ使ってみて、と出されたのが、
かの有名な保湿剤、ヒルドイドでした。
もちろん名前は違っていて、ジェネリックだとのこと。
なぜ、これが有名かって?
数年前からこの薬の処方量が異常に多い、
と問題になったものでした。

4本5本の処方なら理解できないこともないですが
なんと、50本という単位で
一度に処方しているケースもあったと言います。
これは本来アトピー性皮膚炎などの治療剤として
認められていたものですが、
アトピーの治療薬が美容に使われている?
美容目的で使用されている実態がある、と
2017年に開かれた
中央社会保険医療協議会で討議されています。
アンチエイジング効果や
美肌効果を歌い
病院なら3割負担で入手できるという
女性芸能人の発言が発端だそうです。
薬局で買える薬は病院では出さない
このヒルドイド事件もあってか
今年、医師処方の市販類似薬の
患者負担を上げる、ことを厚労省が検討しています。
医療費42兆円のうち、薬の費用は約10兆円。
その中の5000億円が、一般のOTC医薬品と
類似した薬だ、ということです。
このヒルドイドという保湿剤以外にも
- 湿布薬
- 鼻炎薬
- 脂質異常の改善薬
- ビタミン剤
- 漢方薬など
薬局で買うと
例えば2551円の湿布剤が処方薬として出すと96円、
3974円のビタミン剤が病院処方だと、156円。
4644円の漢方薬がわずか303円。
当然、3割負担だから自己負担額は小さくなります。
スイッチOTCといって
医師処方から自由に薬局で買えるようになった成分は
2019年までに承認された86成分。
また、現在OTC減税という優遇措置も設けていますが
それでも薬局での売上は6000億円超から、
さほど拡大していません。
厚労省は保険適用の重点を
重症者向けに置く方向へ姿勢を強めています。
「薬はタダ」の時代は終わり
市販薬類似品の処方については
その重要度に応じて
患者本人に追加負担を求めるなど
21年の国会での法改正に向けて
今年秋から本格的な審議に入るとのことです。
いよいよ、病院でもらう薬はタダみたいなもの
という時代は終わりを告げようとしています。
そして
重症患者以外は病院、来ないでね、
という時代の幕開けですね。
使ってみたヒルドイドローション、
なかなか良いですね(笑)
★もっと知りたい、気になる記事はコチラ
この記事へのコメントはありません。