元気塾Blog

ビヨンド・ザ・ピル

クスリ

ウェラブル端末

さて、最近、
健康関連のIT機器の発達って、凄まじいものがありますね。
10年ほど前から、ウェアラブル端末というのが出てきました。

​​腕時計みたいにリストに装着することで
歩行距離、消費カロリー、血圧、心拍数、睡眠時間などの
管理ができるものです。

「何でも数値化すると改善に向かう」
という言葉があります。

私も今の車になった時に
今、現在の燃費が数字になって出るのを見て、

ついつい、運転の仕方に気をつけ
1リッターで何キロ走るか、の数値を上げたい
と思ってしまいました。

持続血糖測定器

最近なんと、
いちいち血液を採取しなくても血糖値が測れる

しかも持続的に、
1日中の血糖値がわかるという
持続血糖測定器(CGM)というのができたそうです。

これはすごいですね。

血糖値のコントロールができれば
病気の進行を食い止め、
合併症を予防することにも繋がります。

糖尿病は自己管理がもっとも大切、と言いますが、

これまではヘモグロビンA1c
とういう過去2.3か月の血糖値を
反映した数値でしか見ることができませんでした。

それが1日中、
ずっと血糖の上がり下がりが自分でわかるわけです。

まんじゅうを食べた時、つい薬を忘れた時、
またインスリンを打って血糖値が下がりすぎた時、

数値に表れ
本人がそれをリアルタイムで見ることができる!!

これは生活改善に役に立ちそうですね。

医師の指導法が変わる

しかし、医師の指導法はがらりと変わるそうです。
つまり、変動する数値の読み方、データの解釈など
患者さんにしっかり伝える必要が出てきたわけです。

ここでも
医師のコミュニケーション力が
問われることになりそうですね。

製薬会社も乗り出すデジタル事業

実は今製薬会社も
「ビヨンド・ザ・ピル」(医薬品を越えて)
という動きがあります。

薬ではなく、デジタルヘルスケア事業に
どんどん乗り出し始めています。

塩野義製薬が今年3月
アメリカのアキリ・インタラクティブ社が
開発中のアプリの日本での独占販売権を得たと発表。

このアプリは、発達障害を対象にした
子供用のデジタル治療用のゲームアプリだそうです。

ADHDにおいて
機能障害とされる脳の前頭前野を
刺激し、活性化させる仕組みだとか。

アメリカにおける治験で
注意力の改善などの結果を得たといいます。

他にも
AIを使ったインフルエンザ診断機器を開発中の
ベンチャー企業へ12億円の出資をしたなど。

製薬会社も「薬」を超える
事業展開を目指しているということでしょうか。

この動き、
あなたはどう考えますか?

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コメント

  1.  院外薬局、院外医療家電、院外在宅病棟、院外整体、いろいろ形の多様化が出来るようになったのですね。保険制度がどこまで対応するのか、予防は自己責任としても治療効果のあるものは対応して欲しいですが。費用対効果で保険負担率替えるとかは制度を難しくしてしまうでしょうか。医療点数の調整はあるようですが。

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