元気塾Blog

怒りの原因は「出来事」ではなく「思い」

怒りはどこから来るのか?

人が気分を害したり腹を立てたりするのは、

「出来事」に対してではなく、
他者の「思い」に対してだ、と言った人がいます。

例えば、会社の玄関前の路上に汚らしい段ボールがあって、
それを出勤の時に見た社長は、

「誰だ、こんなところに邪魔なものを置いて!」と、部下に片付けるよう命令しました。

この時に、社長の心に怒りが湧くのは、

「誰がこんな邪魔なものを置いたのか?嫌がらせだろうか?
それとも、後で片付ければいいという横着な気持ちで、そのまま忘れたとか?」
と、段ボールを置いた人の「思い」に腹を立てているのです。

もしもこれが、
荷物を運んでいるトラックから何かの拍子で落ちた、だけなら・・・

もしもこれが
段ボールではなく、昨晩の台風で飛んできた看板か何かだったら、

怒りは湧くでしょうか?

わ~大変だ、すぐ片付けなきゃ、とは思うでしょうが、
怒りは湧かないと思います。

自然現象に「思い」はないから。

「誰か人の思い」に対して湧く感情

つまり、人が怒るのは、
誰かの「思い」が自分の意に沿わない、
もしくは、「思い」が見えないからです。

何を思って、どんなつもりで、

と、他者の思惑が見えなかったり、
自分にとって不快なものだと感じた時に怒りが湧いてくるわけです。

そして、そんな風に
「思い」に疑問を抱く直接の原因は行動よりも「言葉」かもしれません。

言葉が怒りの引き金を引く

遅刻してきた部下が、けろっとした顔で
「あ、すんませーん」と軽く、頭を下げただけ、

すると、こいつは遅刻が悪いと「思って」ないのか、
会社の規則を何だと「思って」いるのか、となります。

でも、遅刻した部下が

「本当に申し訳ありません。
今、そこで交通事故に巻き込まれ、警察から事情を聞かれていました、

会社へはその旨、A課長宛にメール連絡は入れてあります。
大切な会議に遅れて、本当に申し訳ありませんでした。」

と、きちんと謝罪したとしたら、

相手の「思い」は理解できるので、
先ほどのような怒りは湧かないでしょう。

言葉は自分の「思い」を伝える大切な手段です。

行動の裏にある、自分の「思い」
ちゃんと相手に伝わっていますか?

思いを伝える技術

職場でも、家庭でも、
この「思い」の取り違えや誤解などが、怒りを生んだり、

いえ、怒りまではいかなくても、その一歩手前の不快感を生み、
その小さな不快感がシコリみたいに残り、
それが積み重なって、人間関係にどうしようもない亀裂を作る、

そんなことがたくさんあります。

「思い」を伝える、それには技術が必要です。

今、職場でも家庭でも
本当に求められているヒューマンスキル、

人を活かす関わり方を一緒に学びませんか?

 

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