19世紀ヨーロッパの医学
現代のようなたったひとつの医学ではなく
19世紀ヨーロッパでは、5つの医学が共存していました。
ナチュロパシー:食事療法
ホメオパシー:同種療法
オステオパシー:体の歪みを整える
サイコパシー:心の歪みを整える
アロパシー:薬物対処療法
この中で
一番下のアロパシーが今でいう現代医学です。
また、これだけが自然治癒力を抑える方向に働きます。
緊急の場合のみのアロパシー
もともと怪我の治療とか細菌による激しい炎症などの場合に
アロパシーが緊急の一時的な対策として使われていたのが、
今では、これのみが医学、というようになってきました。
不思議といえば不思議ですよね。
ナチュロパシー、つまり食は現在でも健康の基本だし
オステオパシーの流れをひく整体、カイロなどのボディーワークも、
内蔵疾患への対応や体全体の免疫に関わると言われています。
サイコパシー、つまり心理療法がある局面で
とても効果的であることは誰しも漠然とですが、知っているでしょう。
日本で知られていないホメオパシー
ただ日本ではホメオパシーというのがあまり知られていません。
ホメオパシーは、
今から200年前にドイツの医師ハーネマンが
その生涯をかけて確立させた自己治癒力を使う同種療法です。同種療法の起源は古代ギリシャの
ヒポクラテスまでさかのぼることができ、
「症状を起こすものは、その症状を取り去るものになる」
という「同種の法則」が根本原則になっています。
(日本ホメオパシー医学協会のホームページから)
これは実は日本でも昔から鼻水が出ると
長ネギを首に巻いた、というのがあります。
これは長ネギに鼻水を出す成分があるそうで
鼻水には鼻水を出すものをそして出し切る、という発想です。
実はキチンキトサンの元祖エビの甲羅を煎じて
はしかの子供に飲ませたというのも
より熱を出させて早く治すためだったといいます。
熱⇒ 抑えるではなく
熱⇒ 出させる
ということですね。
ホメオパシーはこの原理を用いて
多くの病気の症状に対応できる
レメディーの大辞典『マテリア・メディカ』を作りあげ、
ホメオパシー医学を確立しました。
実は今でもヨーロッパでは
このホメオパシーがかなり利用されています。
イギリス、ドイツ、インド、メキシコ
南アフリカなどで盛んに研究され続け、
おそらく21世紀の
もっとも大きな代替療法になるのでは、とさえ言われています。
症状を抑えるのか、出させるのか
症状を抑えるだけの現代医学と
症状を出させて早く本来の自分に戻る
お手伝いをするホメオパシー
これはもう少し深く
考えてもいいテーマだと思いませんか?
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