元気塾Blog

医学の進歩が膨大な選択肢を指し示す時代

IT革命

過剰すぎる選択肢

過剰治療に対する警告として
アメリカ発祥でスタートした
チュージングワイズリー、
「賢い選択」というキャンペーン。

550にものぼる無駄な治療・検査を
エビデンスに基づき発表、
多くの医療界を動揺させました。

有名な5つのリストを
ご紹介します。

***********************
1.健康で無症状の人に対して
PET-CT検査によるがん検診プロブラムを
推奨しない

2.健康で無症状な人々に対して
結成CEAなどの腫瘍マーカー検査による
がん検診を推奨しない

3.健康で無症状の人々に対して
MRI検査による脳ドック検査を推奨しない

4.自然軽快するような非特異的な腹痛で
ルーチンの腹部CT検査を推奨しない

5.臨床的に適応のなルーティンの
尿道バルーンカテーテルの留置を推奨しない
************************

その後、80を超える学会が
これに賛同しその動きは日本にも波及し、

2016年にチュージングワイズリージャパンが
設立されています。

しかし、2018年の総会とセミナー
2019年の公開フォーラム以来、
2020年4月のコロナウィルスに関する推奨、
という記事以来、
何の活動も無いようです。

やはり一時的な運動だった
ということでしょうか。

韓国のがん検診で起きたこと

がん検診では後進国と言われた
韓国では
1999年以来、国もメディアもあげて
がん検診を推し進め、

当時年間1000人程度だった甲状腺がん患者が
2011年には、15倍にもなったそうです。
手術数も激増しましたが、
死亡率には
何の変化もなかったのです。

つまり手術してもしなくても
死亡に関係のない
過剰診断が横行したというわけでした。
(『知らないと怖いがん検診の真実』
国立がんセンター医師 中山富雄著)

わからなかったことがわかるようになると・・・

医療技術はどんどん進み、
いろいろなことが
わかるようになりました。

出生前検査などもそうですよね。

今までは生まれてみなければ
わからなかった胎児の異常が
事前にわかってしまうわけです。

どう決断するのか
選択を迫られます。

がん検診も同じですね、
5ミリや3ミリのがんが
今までは見つけられなかったから
悩む必要は無かったけれど

見つかってしまったら
それをどうするのか、
選択を迫られます。

抗体カクテル注射、予防薬として承認

とうとう、
抗体カクテル治療の治療薬
「ロナプリーブ」を
予防にも使って良いという
特例承認がおりました。

ワクチンと同じく
初の予防薬というわけです。

健康な無症状の人が
使えるのです。

ここでも新たな選択が
生まれるでしょう。

私たちは今、
膨大な選択肢の中に
立たされています。

今後も急速に
選択の数は
増えていくことでしょう。

健康リテラシーこそ求められる力

健康リテラシー、
つまり自分の頭で考える力が
今後、ますます求められる
そういう時代に
私たちは生きています。

知らなかったでは
すまないことが
たくさん増えていきます。

一緒に考えませんか?

また一緒に考えてあげられる人に
なりませんか?

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