こんな老人になりたい5カ条
第1条 常に上機嫌で笑わせ上手であること
第2条 料理の腕を磨き、来客の際は最大のおもてなしをすること
第3条 相手の話を良く聴き、会話で相手を元気にさせることができること
第4条 どんな意見でも否定、批判、反論せずに、多様な考え方を面白がること
第5乗 若い人には大いに奢ること、夢を励まし勇気づけること
これは矢上裕さんという自力整体を広めていらっしゃる人の
『自力整体 認知症を予防する』という著書のP148
痛みを感じにくい体
この人が同じ著書の中でこんなことを言ってます。
認知症の水際防止戦略は、痛みを感じにくい体にすること
足腰の痛み ⇒ 動かない ⇒ 筋肉量の低下 ⇒ 転倒から骨折 ⇒ 寝たきり ⇒ 認知症
ということなのだそうです。
痛みを感じにくくするホルモンは
私たちの脳の中にもともと、あります。
オピオイドといいます。
面白いことに、オピオイドというのは、
ケシから栽培する麻薬にも含まれるものです。
よく言われた脳内モルヒネというやつですね。
しかし、ストレスがあると、これが出なくなる、
つまり痛みを感じやすくなるというわけ。
でもそれだけ?
痛みの意味とは
私たちは「痛み」を感じることで、
身体の異常や異変に気づきます。
もし「痛い」という感覚がなかったら、
異変に気づくことがなく、
命を危険にさらすことにもなります。
つまり「痛み」は、体温・呼吸・脈拍・血圧と並んで、
私たちが生きていることを示す
バイタルサインともいわれ、
生命活動に欠かせない役割を持つわけです。
しかし、
なかには「生命活動に必要ではない痛み」もある。
必要以上に長く続く痛みや、原因がわからない痛みは、
大きなストレスになりQOL(生活の質)を低下させます。
痛みには、3種類あります
- 侵害受容性疼痛:
怪我、やけど、歯痛、切り傷など - 神経障害性疼痛:
神経の切断、圧迫などからおこるもの、
帯状疱疹、坐骨神経痛など - 心理的、社会的要因で起きる痛み
1は一時的なもので、
傷が癒えると痛みも消えるので
さほど問題はないと言えます。
2は今かなりやっかいな原因のわからない病気、
いわゆる難病と言われるものに多いので
けっこうこれが辛いし、長引く傾向があるようです。
3はこれが、スピリチュアルケア研究会などが扱っている
スピリチュアルペイン、と呼ばれるものです。
失恋をすると、心が痛い、というものから
死を意識し始めてからの、恐怖、不安感などから来る痛み、
痛い足を切断した後も残る、ない足の痛みなどなど。
痛みはかなりメンタル?
この3番目の痛みを考えると、
痛みって肉体だけで考えても限界があるんじゃないか
という気がしてなりません。
母は、ヘルパーさんに足を触られる時
まだ触ってないのに、痛い!!とわめきます。
つまり、母の頭の中では「触られる=痛い」の記憶が
痛いと言わせているわけです。
車椅子からベッドへの移動の時、「痛い痛い!!」と猛烈な悲鳴を上げます。
これはきっと、こんな痛みがこの先ずっと続いたらどうしようという不安。
純粋に本当の痛みが10だとしたら、
記憶がさらに10up
未来への不安がさらに10up
そうやって30の痛みを
感じているような気がしてならない。
痛みに強くなるとは
もしかしたら、この余計な20upをなんとか消すことかも
と、最近考えています。
それが出来たら、少なくとも、痛みは1/3になるし、
耐えやすくなるでしょう?
ではどうやって?続きは次回へ!
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