犬の糖尿病が飼い主に影響を
突然ですが、
あなたはペットを飼っていますか?
猫派?犬派?
スウェーデンのウプサラ大学、カロリンスカ研究所、
スウェーデン農科大学などで、ちょっと面白い研究が発表されました。
20万8980人の犬の飼い主と、12万3566人の猫の飼い主を対象とした
大規模調査で明らかになったこと、
糖尿病のある犬の飼い主は糖尿病のない犬の飼い主に比べて
2型糖尿病を発症する可能性が38%も増加することがわかったというのです。
逆に飼い主が糖尿病だと飼い犬も糖尿病を発症するリスクは
28%上昇することもわかりました。
ところが飼い猫に関しては
こうした関連は見られませんでした。
面白いですよね。
人間と犬は1万5千年以上いっしょに暮してきて
良い生活習慣も悪い生活習慣も共有している度合いが強い、
身体活動パターン、食習慣、肥満リスクなどを
共にしている可能性がある、というわけ。
でもそれは、猫も同じだと思うのですが、
どういうわけか猫の糖尿病と人間とは関連性が見られない、
どうしてなのでしょうか?
一緒に暮らしてはいるけれど、
犬ほどには密着してないから?
寝る時間やごはんの時間など、
我が家にいる2匹の猫は自分のペースで生活をしています。
呼んだからと言っていつも来ることはないし、
散歩に連れていく習慣もなく、
運動したいときは、勝手に2匹で、猫の運動会を繰り広げているし、
つまり猫は飼い主の生活行動パターンに
必ずしも影響を受けない、ということかもしれません。
少し前ですが、2017年欧州糖尿病学会で
奥さんが肥満だと夫が糖尿病になるリスクが上昇する、
という報告がありました。
妻のBMIが5増加すると
夫の糖尿病発症リスクは21%上昇する、というのです。
逆に夫が肥満であることが
妻の糖尿病を誘発することはない、
これも面白いですね。
通常、奥さんが料理する、
その奥さんが肥満だと食生活などで家全体に影響がある、
でも、夫が肥満でもそれが家全体に影響を及ぼすわけではない、
ということなのでしょうか。
さて、今も糖尿病は世界的に増加し続けている
やっかいな生活習慣病です。
2019年時点で、4億6300万人、
成人の11人に一人が糖尿病ということになります。
今後も増加し 続け、
2030年までには5億7800万人になると、予想されています。
日本では、2016年時点で
1000万人、予備軍も同じく1000万人。
合わせて、21.4%が糖尿病もしくは予備軍となっています。
さて、
あなたの家のペット、または同居人の
体重オーバーはありませんか?
犬も人も、
糖尿病の引き金はやはり肥満だということです。
コロナ自粛で体重オーバーになっている方、
私も、ですが・・・(笑)
そろそろ、健康ダイエット始める必要があります。
興味ある方はご一報ください。
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