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楽天敗訴、確定

ジェネリック

OTC医薬品のネット販売

楽天の敗訴、確定しました。

スイッチOTCという従来、処方箋医薬品だった
要指導医薬品というものについて、

これは2014年からドラッグストアーでも
買えるようになったものです。

転用後3年は、
対面で指導する薬剤師のいる場所でしか買えず、
インターネットでの販売は
できないことになっていました。

スイッチOTC薬の種類

現在、このスイッチOTC薬は
アレルギー薬「クラリチン」や
消炎鎮痛剤「ロキソニン」や
同じく「イブプロフェン」
抗アレルギー薬などがあります。

楽天がこれを
憲法の決める営業の自由に反すると、
国へ規制撤廃を求めた訴訟でした。

今回、最高裁はこれまでの1審、2審判決を支持、
楽天側の上告を棄却しました。

薬機法改正、オンライン服薬指導が可能に

これについて、三木谷社長は、

要指導薬のネット販売 規制はスマホの普及や、
薬機法改正でオンライン服薬指導が解禁されたこと
昨今のコロナ禍での状況の変化など
考慮されておらず、著しく時代錯誤である

とコメントしています。

さぁ、あなたはどう思いますか?

現在、ネットで買える医薬品は以下のものです。

第1類医薬品:胃薬、育毛剤、鎮痛剤の一部
第2類医薬品:漢方薬、解熱鎮痛剤、風邪薬、胃腸薬
第3類医薬品:ビタミン剤、整腸薬

この中にも実は、
解熱鎮痛剤、風邪薬など、
薬物乱用が疑われているものがあります。

総合感冒薬は薬物乱用にも使われる

昨年、このブログでも書きましたが、

2014年から2018年にかけて
特に10代の青少年が使う薬物の種類を見ると
覚醒剤や大麻は大きな変化がないのに、

市販薬が
2014年ほぼゼロだったのに対して
2018年には全体の4割を占めるまでに急増しています。

2014年のスイッチOTCが
ドラッグストアーで簡単に買えるようになったのと
時期が合います。

実際に使われた乱用薬は以下の通りです。

ブロン錠(鎮咳、去痰薬)
パブロンゴールド(総合感冒薬)
ウット【睡眠薬)
ナロンエース(鎮痛薬)
イブ、イブプロフェン(鎮痛薬)
ドリエル(睡眠薬)
バッファリン(鎮痛薬)
コンタック(総合感冒薬)
セデス(鎮痛薬)
ベンザブロック(感冒薬)
レスタミン(抗アレルギー薬)
ロキソニン(鎮痛薬)

1日に700錠もブロン糖衣錠を飲み、
真っ白なうんこが出た、と書かれたツイッター、

レスタミンも
120錠入りネットで670円で買える、
というのも、考えたら、驚くようなことです。

日本人は薬に対する知識が
ほぼ無いと言われています。

そういう教育を受ける機会がなかったから。

薬は医者や薬剤師に任せておけば良い、
という意識でした。

しかし、
「クスリ」はどこまで行っても「リスク」です。
たかが風邪クスリ、されど風邪クスリです。

あなたの家には
まさか、総合感冒薬がゴロゴロしていませんか?

 

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