先週、久しぶりに日帰り温泉でのんびりしてきました。
サウナで聞くともなく雑談を聞いていると、
「血圧高いお父さんに合わせた食事
なんとも味気ないのよ〜〜
食塩をできるだけカットしているから全然、美味しくないし」
「そうそう、うちもスキあらば
お醤油をたっぷりかけようとするし・・・」
「いつも食事の時間は
目を光らせて、もう、戦争よぉ〜〜〜」
なるほど、料理に塩を減らすと
食卓塩や醤油などで
なんとか味を付けたい、となるのですよね。
減塩かぁ……
高血圧患者さんの4割は
食塩を減らすと
たしかに、血圧が下がるそうですが、
あとの6割は
減塩しても
血圧が下がりにくい、
食塩非感受性というタイプが
あるそうです。
そもそも
高血圧の90%は
本態性高血圧症と言って今だに、原因不明です。
しかし
高血圧が長引くと
動脈硬化が進展し、
脳出血、脳梗塞、
狭心症、心筋梗塞、腎不全、
などという重大な病気の
発症を促す、という事になっています。
なので、
減塩、動物性脂肪を控える、
などの食事療法、
運動、
そして薬物療法となります。
ありふれた高血圧、
今、日本では4300万人と推定されています。
そのうち30%が薬物治療で
コントロールできていると言われ、
残りの70%が未治療か、
治療中だがコントロールできていない
ということだそうです。
2019年のガイドラインでは
高血圧の治療目標がまた引き下げられました。
75歳未満で、130/80mmHg
75歳以上で、140/90mmHg
高血圧の診断基準は、140/90mmHgです。
そう言えば、2024年4月
特定健診で受診勧奨となる血圧の値が
160/100mmHg以上となったことで、
高血圧の診断基準が変った?とSNSなどで騒がれました。
しかし、高血圧学会は猛然と反論。
2000年以来、日本でも世界でも
高血圧の基準は140/90だ、と。
高血圧の薬は簡単に言うと、
利尿剤、
水分とナトリウムを排泄させることで
血圧を下げる、
もしくは
血管を広げることで
血圧を下げる、というもの。
もちろん対症療法です。
対症療法とは症状を抑えるだけなので
高血圧が治るわけではありません。
近眼の人がメガネをかけて
よく見えるようになったからって
近眼が治ったわけではない、
当たり前ですよね。
だからメガネを外せば
当然、見えないわけです。
高血圧の薬もそれと同じ。
だから、ずっと長期に渡って
飲み続けなければ
症状を抑えることができません。
これって何かおかしいと
誰も思わないのでしょうか?
メガネはさしたる副作用もありませんが、
そして見えることのメリットの方が
大きいわけですが、
長期にわたる薬の副作用について
どれだけのデメリットがあるのか
誰もわかりません。
そして
血圧を下げることのメリットが
どのくらいあるのか、
それも誰にもわからないのです。
血圧を下げることで
脳出血は減るかもしれないけれど、
脳梗塞は逆に促進する、
さらに、認知症になりやすくなる、
という医師たちがいます。
『高血圧は薬で下げるな』浜六郎氏(医師)
『高血圧はほっとくのが一番』松本光正(医師)
『長生きしたければ高血圧のウソに気づきなさい』
大櫛陽一(東海大名誉教授)
短期に使う薬はともかく
長期に渡る薬については
どちらの意見もしっかりと聞いた上で
自分の身体と相談して決めたいものですね。
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