アサーティブ・コミュ家庭編のひとコマ
あなたは、和食が健康には一番だ、
と思っているんですね。
私はイタリアンや、韓国料理なんかも
好きなんですよね~
これ、バウンダリーを明確にする、
という講座の中でやっているワークです。
自分の価値観を押し付けてくる相手に
やんわりと、もうこれ以上入ってこないでね、
と、私とあなたの間に塀を立てる、というワークです。
ここでポイントは、
あなたは、とか、私は、と
あえて、主語をキチンと入れて話す、というところ。
日本語では、
主語を省略することが多いので、
いったいこれは誰の課題なのか、
いったいこれは誰の感情なのか、
わからなくなり境界線があいまいになっていきます。
他者の課題を引き受けてしまったり、
他者の感情に飲み込まれたり、振り回されたり、
職場に1人、不機嫌な人がいると、
なんだか自分の責任のように思え、
つい、ご機嫌を取りにいったりする。
これ、本当に意味のない悩みだと
気づいてほしいと思います。
あなたはあなたの課題に向き合う
あなたは自分の感情に責任を持つ、
本当はそれだけすれば良いのに、
私のところに持ち込まれる相談事の大半は、
自分のことではなく、
家族の誰か、会社の誰か、近所の誰か、
そう、他者の課題に振り回されてヘトヘトになっている、
これは相手に冷たくなれ、というのではありません。
あなたの課題はあなたが解決するしかない、
でも私はあなたが大好きだから、サポートしたいと思っているよ、
そんな立ち位置でいること、それがとても大事です。
あなたはあなたであるから、
私が私であるから、そこに違いがあり、
そして、違いがあるから、対話が生まれるのです。
距離の近すぎる二人の間で対話は生まれません。
あるのは、毎回同じように繰り返される
共感の安売りと、共感の強制だけ、
境界線の無い間柄から新しいものは生まれません。
もしも、人間関係で
悩みが多いと感じる方は、
自分と他者の間の塀を
意識してみるといいかもしれません。
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