オルトレキシアという病
オルトレキシアという新型摂食障害
を知っていますか?
2007年、ドニーニ(Donini)他では、
オルトレキシアを
「健康的な食品への狂気的な強迫観念」
と定義づけています。
これは、
食品汚染情報に振り回され
これもダメ、あれもダメ
と、食べるものを制限していき、
結局、行き過ぎたヘルシー志向から
本来必要な栄養すら取れなくなり
健康をそこなってしまうという新たな病・・・
【オルトレキシアチェックリスト】
- ヘルシーな食について1日3時間以上考えていますか?
- 何日も前から食事のメニューを計画していますか?
- おいしい食事を食べる喜びより、
何を食べるているかのほうが重要ですか? - 食事の質がよくなるにつれて、人生の質が低下していませんか?
- 以前より自分に厳しくなっていますか?
- あなたの自尊心はヘルシーな食で保たれていますか?
- 内心、健康的に食べてない人を見下していますか?
- ヘルシーな食のために、好物を我慢していますか?
この中で、2個以上のチェックがつくと
オルトレキシアの可能性がある、となっています。
「健康さえあれば、命はいらん」という笑い話がありますね。
確かに今の異常な健康ブーム、
「なんのための健康なのか」
という視点がどんどん、希薄になってゆく・・・・
健康という化け物
「健康」という化け物がひとり歩き始めて
その人の生き方が息苦しくなってゆく
「真逆の情報があればあるほど苦しい」
という人がいます。
たとえば肉が健康に良いという
MEC食派の意見と
動物性たんぱく質や油脂は
血液を汚すので良くない
という玄米菜食派の意見とがあると
肉を食べたら後者に反してることになるわけで
食べなかったら、前者に反しているわけで
どちらにしても罪悪感に苛まれるという・・・
まさに
元気塾では真逆の情報を開示しているわけで
それが苦しいことにつながる人がいるのだとしたら・・・・・
考えてしまいました。
情報操作=マニュピレイト
しかし、だからと言って
こっちが絶対に正しいのだ、と言って
他の情報を入れないようにしてしまったら
それはもう時代の逆戻り。
情報操作であり、マニュピレイトです。
選択する自分が選ぶということは
痛みや責任が伴います。
でも、だからこそ
心の筋肉がつくのだと私はずっと言い続けています。
心の筋トレが必要
ほうっておいて心は成長しません。
肉体と同じようにメンテナンスや
たまには負荷をかけて鍛えることも必要なのです。
オルトレキシアという傾向が
自分にはあるなと感じたら
その時こそ
それを自分の性格だとか気質だとか思わず
もしかしたら
バランス機能が錆つき始めているんじゃないか、
心が病みはじめているのではないか、と疑って欲しい、
心の健康も早めの対処で
健全な状態へ戻ることができます。
そして少しずつ
負荷をかけて
少しずつ強く、少しずつ、しなやかな心にしていきたい、

肉体はいつか滅びるけれど
心は成長し続けて最後まで価値を持ち続ける、
最後の最後まで
だれかの心にぽっと赤い灯をともし続ける
そんな自分になってゆくため
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