元気塾Blog

全ての日本人が刷り込まれた「呪いの言葉」

呪い

「人に迷惑をかけてはいけません」

多くの日本人がそう言われて育ってきました。

ところがインドでは、
「お前は人に迷惑をかけて生きているのだから、
人のことも許してあげなさい」

と教えるのだとか。

真偽のほどは確認していませんが、

中国や韓国などでも
「人に迷惑をかけてはいけない」
と育てる親は少なく、
それよりも、
「困っている人を助けなさい」
と言って育てる親が多いそうです。

とすると、この「迷惑をかけるな」という教えは
さほど普遍的なものではなく、
案外、日本独特のものなのかもしれません。

「迷惑をかけてはいけない」に縛られる人たち

しかし、この言葉によって縛られている日本人が
最近、ものすごく多いような気がします。

子育て中のお母さんが
子供の泣きわめく声に必要以上にイラつくのも、
背景には、この「迷惑をかけている」という思いがあるから。

頼み事が下手なのも
ちょっとした貸し借りができないのも、

いいえ、
過労死するまで働き続けることも、
同僚、上司に「迷惑をかけてはだめ」という思いが強すぎるから。

そして「迷惑をかけるな」という呪いの言葉は、

「迷惑をかけている奴は非難されてもしょうがない」
というところへ簡単に陥ってしまう・・・

迷惑をかけている人は、悪!

コロナ警察も同じ発想でしょう。
同調圧力というそうですが、
医療従事者への差別、感染者への差別・批判など、

どうしてこう他者に対して冷たいのでしょう。

迷惑をかけないためには
自分が我慢する、自分をできるだけ出さない
つまり、他者とのかかわりをどんどん、希薄にしてゆき、
表現そのものを抑える方向に働く、

つまり本当の意味では、人と関わらない社会になっていく、

そして迷惑をかけている(と思える)人を
簡単に断罪する、容赦なく叩きのめす、

これが今の日本の閉塞感を生んでる
元凶じゃないかとさえ思ってしまいます。

迷惑をかけずに、生きて行けるのか

迷惑をかけずに
生きていけるわけがないのは、
ちょっと考えれば
当たり前のことじゃないですか。

迷惑

赤ちゃんの時は一人で何もできずに、迷惑のかけっぱなし、
年をとり、できないことが増えてゆくと人の手助けなしには生きていけません。

そんなこと当たりまえだし、
それを「迷惑」だと、いつのまにか思ってしまう気持ちが哀しい。

 

高齢になり認知症になり、要介護5になった母は、
迷惑ばかりかけて、と
自分を責めて泣いていたことを思い出します。

自分は、迷惑をかけていない、
または、誰の世話にもなっていない、という人がいたとしたら、
すでにその認識自体、傲慢だし、根本的に、間違っている気もします。

許し合い、助け合う社会

生きていることは、
意図しなくても迷惑をかけてしまうこと、

だから「お互い様」と思える社会の方が
少なくとも、生きやすいと思うし、
心の健康は、そういう社会でこそ、
育まれていく、と私は思っています。

あなたは、

「人に迷惑をかけてはいけません」

という呪いの言葉に、縛られていませんか?


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