元気塾Blog

静かに増加、薬の効かない膀胱炎

クスリ

耐性菌が増えている

2020年の介護状況

2020年の介護給付等実態統計を
厚労省が発表しました。

デーサービスやショートステイは
やや減少傾向があったものの、
コロナ禍であったにもかかわらず、
10.8兆円、利用者は621万9000人で
過去最高となりました。

介護保険制度は2000年4月にスタート、
当時の介護費用は4兆3782億円、
倍以上になったということですね。

もちろん、
今後この増加は歯止めがかからないと
予想されています。

最も軽い要支援を切り捨てつつあるように
もしかしたら、
要介護1.2など
軽い人から対象外にしてゆく
という制度改正もあるかも・・・・

耐性を持つ大腸菌が急増

さて今日はもう一つ
気になる話題。

ありふれた大腸菌ですが
抗菌薬の効かない
つまり耐性を持った大腸菌が
今、
ものすごい勢いで増えています。

2018年に、
何らかの病気で
医療機関にかかった患者の
尿や便から見つかった大腸菌のうち

セファロスポリン系のセフォタキシムに
耐性を持つ割合が28%
フルオロキノロン系のレボフロキサシンに
耐性を持つ割合は41%だった、

と厚労省が発表。

この2つの抗菌剤は
膀胱炎というポピュラーな病気に
使う薬です。

女性に多い病気ですが
経験したことのある人も
多いのではないでしょうか?

先の2剤のどちらかで
比較的、簡単に治っている病気ですが、

今、
この耐性をもつ大腸菌から
膀胱炎になると薬が効かなく、
治療が長引くおそれがあるそうです。

薬使っていない健康な人も

今まで耐性菌とは
薬をたくさん使う人や、
病院内で主に問題となってきましたが、

薬をほとんど使ってない
健康な人にまで
薬剤耐性の大腸菌が
広がってきている、という
かなりヤバい状況です。

風邪に抗菌薬は効かないと
国もWHOも
アピールしまくっていても、

あ、風邪はウィルスによるものなので
細菌にしか効果がない抗菌薬は
無意味なのです、
ご存知ですよね?

それでも日本のお医者さんの
半数が未だに抗生物質を
風邪に対して処方しています。

これは日本だけの問題ではなく
2017年には
カナダの調査でも同じような結果が出ているのですね。
風邪に対して53%、処方されています。

処方する医師に
共通点があるそうで
キャリアの長いベテラン医師ほど

そして1日あたりの患者数が多い医師ほど
新しい標準治療を
遵守しない傾向があるそうです。

医師免許は更新なしの生涯資格

なるほど・・・

特に日本では、
医師免許は一度取ったら
生涯資格なのですよね。

40前でも50年前でも
医師免許を一度とれば
生涯、死ぬまで現役の医者でいられる

考えてみるとこれも不思議ですよね。

アメリカはどの州でも
2,3年で期限が切れて
更新するために
一定の継続医学教育を受け、
修了証を提出する義務があるそうです。

当たり前といえば当たり前。
車の運転免許だって
更新規定があるし、

高齢になると
免許更新に多くの条件がつきますよね。

ドイツでは医師の定年制も

なんとドイツでは1999年から
医師免許も定年制が施行。
68歳になると保健医療を
行うことができなくなるそうです。

日本はよほど、
お医者さんに甘い国なのでしょうか?

何故か
日本ではあまり騒がれない耐性菌について
私たちも、アンテナを立てていきたいものです。

☆もっと知りたい、気になる記事はこちら


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