介護報酬改定が決まる
3年に一度改定する介護報酬の内容が固まり、
今年4月から
全てのサービス基本料金が0.7%引き上げられます。
0.7%・・・・・
この数字がどの程度なのか、
とりあえず、前年の0.54%よりは高い数字だったわけですが・・・
介護される人は3倍に!
介護保険制度は2000年に発足、
当時の利用者は14 9万人、19年度には487万人にふえています。
総費用も、3兆6千億円から19年度には11兆7千億円と
どちらも約3倍となっています。
利用者負担額は当初1割だったのが
経済力に応じて、2割3割負担も導入。
65歳以上の保険料は、
現在、月額全国平均で5869円、25年度には7200円になる予 想です。
今でも人手不足なのに、25年度には介護職員が
34万人不足するという試算があります。
介護現場の労災死傷者が1万人超え
昨日出た、2020年の速報値によると
特別養護老人ホームなど全国の社会福祉施設で発生した
労働災害の死傷者数が2年連続で1万人を超えました。
(ヨミドクター 1月20日)
原因は
「動作の反動、無理な動作」「転倒」など。
人手不足が深刻で、なおかつコロナ禍でのストレス、
体力が低下した状態での無理が、
「労災件数増加」に繋がっていると分析されています。
介護施設の倒産、廃業、解散は573件
また、東京商工リサーチの発表によると、
2020年度の介護施設の倒産は118件と
過去最多件数でした。
廃業・解散は455件(前年比15.1%増)
倒産と合わせて573事業者が
この介護市場から退出したことになるそうです。
今後ますます高齢者が増え、
必要性が高くなる現場で
この状況をどう考えればいいのか・・・
0.7%アップくらいで解決する問題なのか、
と、正直、疑問に思います。
利用者たちの困惑は・・・
倒産した施設のベッドにいた人たちは
場所をどこへ変えたのでしょうか・・・・
想像すると、胸が痛みます。
認知症の方は環境が変われば
それだけで混乱して、
不安や恐れが募り、
問題行動も増えていきます。
人手不足だと
拘束せざるを得ない施設も増えるでしょう。
身動きもできずに
一人でじっとベッドに寝ている高齢者を思うと、
いたたまれない思いに、胸がつぶれる気がします。
健康がますます財産になる時代
国に求めても無理だとなると、
今から私たちは自分の老後に、
どれだけ健康を維持できるのか、
これは、とてもとても重要な課題です。
一緒に、考えていきませんか?
最高の生存戦略「健康リテラシー」勉強会
というFacebookグループを作っています。
↓
現在メンバー2次募集中です。
★もっと知りたい、気になる記事はコチラ
この記事へのコメントはありません。