元気塾Blog

何百億円も捨てられる備蓄薬、の有効利用?

タミフル

「予防投与」?

予防投与という言葉を初めて知りました。

インフルエンザの季節になり、
今年はコロナとの合併症も懸念され、
国は、早めに予防接種を、と呼びかけています。

とあるオンライン診療のクリニックのページを見ていたら、
「インフルエンザ薬の予防内服」
とあって、ちょっとビックリしました。

つまり、まだインフルにかかっているわけではないけれど
罹ると重体になる可能性のある高齢者や、基礎疾患のある人などが、
家族や、身近な人がインフルにかかった場合、
感染する可能性が高い、ということで予防内服が認められている、

ということだそうです。

いつこんなことが決まったのか、よくわかりませんでしたが、
日経ヘルスupの2017年記事に出ていたので、
少なくとも、3年以上前からそういう制度があったということ・・?

「インフルエンザに絶対かかりたくない時の切り札」

記事の副題には、こうありまし た。

ついでに、その許可されている薬剤は、

  • タミフル
  • リレンザ
  • イナビル

タミフルは久しぶりに添付文書を見てみました。
ちゃんと、効果効能に関する注意と用法及び容量のところに
<治療>と<予防>とに分けて記載がありました。

簡単に言うと、
治療に使うときの半分の量を、倍の期間、使用するそうです。

ただし、治療ではないので、保険は適用されません、
自費診療という扱いになります。

そのクリニックのホームページからたどると、

受験や大事な会議、
ご自身やご家族にどうしても休めない用事がある時、
またご家族や会社の同僚など周囲の方が
インフルエンザに感染された時

とあります。

効果は

実際の治療で使う抗インフルエンザ薬を
服用することで、か なり高い確率で感染を防ぎます

また、自費診療であること、
オンライン初診診療もOK、
お薬は 最短即日発送、翌日到着、

なんというお手軽な・・・・

昔、
「どんなに優れた治療薬でも予防になる薬はない」と
あるお医者さんから、聞いた覚えがあったので、
とっても不思議な気がした次第です。

どなたか薬の予防効果について
ご存知の方がいらっしゃったら、教えて欲しいものです。

備蓄された使用期限切れタミフルは大量に廃棄処分

ただ、多くの薬剤を備蓄している日本としては
毎年、使用期限の切れた備蓄薬を、大量に廃棄していることは事実です。

2005年からタミフルを備蓄、
リレンザ、イナビル、なども備蓄品の中に入っています。

備蓄についやした国費は800億円、
そしてその中の
200億円のタミフルは、2016年に期限切れ、
2018年には220億円分が
2019年には100億円分 が期限切れで廃棄されました。

2013年には、それまで使用期限が7年だった
これら薬剤の期限を10年に延長しています。

予防投与でもなんでも
これらの備蓄が減ることは
国にとっては大歓迎なのでしょうね。

オンライン診療が多くなればなるほど、
薬も治療もお手軽なものになっていきそうです。

どうぞ、簡単、便利、うまい話には
臆病になってください。

2005年から始まった備蓄

さて、日本は2005年に
新型インフルに対して薬剤の備蓄をはじめています。

目標は人口の45%に当たる5650万人分の
抗インフル薬の備蓄だといいます。

例のタミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ、など。
2005年から備蓄に費やした国費は購入費だけで800億!

しかも、
その薬は使用期限を迎えるとただ、廃棄されているのです。

タミフル、WHOはすでに格下げ!

ところが2017年にWHOではタミフルを
「保健シス テムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」へと格下げしています。

症状の有る期間を1日短縮する程度で
合併症や入院を減らす効果がない、

との研究発表などを鑑みての格下げだといいます。

そんな状況でも日本はまだ、
世界中のタミフルを買い続けているわけです。
そして廃棄し続けている、

これって、何だか変じゃないですか?

今回の「パンデミック」で役に立ったのか

東北大学の押谷仁教授は

「抗インフル薬は万能ではなくパンデミックが起きたとき、
死亡率をどの程度下げるかは未知数の部分も多いのに、
日本の備蓄量は多すぎるのではないか」

と話していらっしゃいます。
(日経新聞、2017年7月9日)

現にこれだけ備蓄したにも関わらず、
今回のコロナでは、何の役にも立たなかったわけです。

どうして、この結果をこの税金の無駄使いを
誰も声にしないのでしょうか?


コメント

    • 齊藤勝幸
    • 2020年 11月 22日

    人間て都合の良いように考え、表現しますね。
    治療薬の半分の量を倍の期間をかけて服用 という納得させられそうな理由です。
    副作用が出ていることを聞いています。その薬を半分の量だからといって、体の中に入れることって、ワクチンみたいな考えに聞こえます。厚生労働省の職員の皆さん、まず、ご自分が試してみて、体にどんな変化が起きるのかをお伝え願えると幸いと思いました。薬で予防の前に、まだまだできる事はあります。ご自身や家族にどうしても休めない用事って、どうしようもないんでしょうか? 一人一人が苦しまないようになることを思います。

      • Fukutani
      • 2020年 11月 22日

      コメントありがとうございます。
      本当にそうですよね、
      FBの健康リテラシーグループにも投稿したら、
      たくさんのご意見がありました。
      けっこう、生々しい実感も・・・・。

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