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オプジーポ、お前もやはり・・・

オプジーポ

薬はすべてリスクである

やはり出ましたね。

何が?

夢の抗がん剤でも強烈な副作用。

免疫チェックポイント阻害薬。
これまでの抗がん剤と異なり、自分が持っているNK細胞の
ガンを攻撃するブレーキを外すという発想から生まれた
画期的な抗がん剤だと歌われました。

ノーベル医学生理学賞を受賞されましたね。
本庶佑さん。

オプジーポという高価な薬が有名でした。

しかし、潜在的な自己免疫疾患を引き出している
という報告もたくさんありました。

  • 重症性筋無力症
  • 重度の皮膚障害
  • 肝機能異常
  • 1型糖尿病

つまりNK細胞のブレーキを外したため
リンパ球の暴走を許してしまい、
自己免疫疾患が重症化した時の状態を引き起こす可能性がある、
ということでした。

今回はその中でも
特に重篤な皮膚障害が問題となりました。

顔面や口の中、手足など発赤、
膿を持ったはれもの痛み、しびれ、ただれやひび割れなど。

イレッサの時も同じ?

実はこれ、
2003年イレッサという薬が出たときも
全く同じように展開していったのを覚えていますか?

コチラも正常細胞は傷つけず、
がん細胞のみを攻撃する安全な「分子標的剤」と前宣伝はすごかったのですが、

結局、わずか半年の間に、616人の副作用報告
そのうち、246人が死亡。
という大きな被害を出してしまいました。

医学の進歩に犠牲はつきもの、
ということなのでしょうか?

 

しかし、もうそろそろ
「夢の新薬」
という言葉に、ワクワクするのはやめにしませんか?

どこまでいっても、薬はリスクであることを
もう一度思い出したいものです。

薬は毒です。

「夢の」が、つこうとつくまいと
その本質が毒であることは間違いありません。

私たちが
「夢の新薬」を求め続けているかぎり
新たな「夢の新薬」が次々と開発されるのでしょう。

そして治験と称する人体実験が行われ

今回のような
重篤な皮膚障害に苦しめられ、命さえ奪われてしまう。

新薬の承諾書にサイン

先日、
新薬を使うことに承諾し
何があっても異議を唱えませんの書類にサインをして、

なんと、その薬を使い始め、
わずか、4日で弟さんを亡くされた、と
話してくださった方がいます。

もちろん、
その薬を使おうが使うまいが
亡くなる運命の末期患者だったのかもしれません。

しかし、亡くなった後
製薬メーカーに報告するため、解剖し、
脳の中まで調べたと思われる痕跡を見たとき

どうしようもない辛さで
涙が止まらなかった、とおっしゃいました。

 

医学の父、ヒポクラテスが
言った格言の中に

医者は人に害をなすなかれ、

という言葉があります。

ヒポクラテスの時代から
医原病という概念があった、ということかもしれません、
そして、
それを自ら戒めた、ということでしょうか?

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