過去最多のインフルエンザ
警報基準を超えるほど感染者を出しているインフルエンザ、
直近の1週間は過去最多だそうです。
何故、これほど感染が広がっているのでしょうか?
未だにインフルエンザは怖いと煽るような記事ばかり。
早く診断してもらわないと!
もし(+)なら会社へ連絡
そしてすぐインフル薬を飲まないと、
(ー)なら大丈夫、その確認をしないと!!
そう思っている人が多いのでしょう。
そして手洗い、うがい、マスク?
医師であって、感染症コンサルタントという
岸田直樹氏はこう語っています。
日本は過度な
インフルエンザ診療の国である
まず検査したからといって
その精度に疑問がある、という点。
これは3,4人に一人程度の頻度で
実はインフルエンザであるにかかわらず
(ー)と出る人がいる、ということです。
(ー)だから大丈夫、とは言えない、ということです。
ワクチンも効かないという点。
これは長野で集団感染が確認された松本共立病院。
この54人中、患者が19人
それを上回る35人の職員が感染していますが、
その全員がワクチン接種済みであったといいます。
マスク、手洗いばかりを言いますが
実はインフルエンザウィルスは
通常の呼気にも咳やくしゃみと同じくらい
含まれているのだそうです。
防毒マスクのようなものならいざ知らず、
通常のマスクで予防することは全く不可能です。
マスクよりも大事なモノ
予防のためのマスクは無意味、と厚労省も言っています。
(なのに、このポスター?)
要するに何が問題かというと、
「熱があるくらいで会社は休めない」
こういう風潮が問題なのです。
日本生まれの「karoshi」つまり過労死という言葉も
それが出る根っこには
ちょっとやそっとの病気では仕事は休めない、という風潮。
そんなくだらない常識が問題なのではないでしょうか?
自分の体が今どういう状態にあるのか、
インフルエンザかどうかよりも
どのくらい自分にとって辛い症状なのか、
それを見極める力と、
そんな自分にちゃんと休みを取る許可を与えられること。
またそれを認める
会社サイドの問題もあるでしょう。
健康経営を謳いながら
診断書がないと自由に休みも取れない、
そんな風潮がまだまだあるのではないでしょうか?
主観的疲労を言える空気
ラグビーの強い帝京大学では
コンディションチェックというアプリを
使っているそうですが、
その中に
「主観的疲労感」とか
「昨日の練習強度(主観的)」とかの
項目があるのですね。
人はそれぞれが異なることを認め、
主観的にどうか、を聞く姿勢があるということです。
スゴイと思いました。
無意味なガマンはさせない
一人の我慢が全体に与えるダメージの大きさを
十二分に理解しているからこそ、無駄な我慢はさせない、
そして、何より
自分の体調に責任を持つアスリートであれ、
という考え方、が背景としてある、ということです。
まさに企業経営者も
この帝京大学の管理姿勢を
見習っていただきたいものだと思います。
自己管理は人間としての成長の第一歩です。
そしてそれこそ
コーチングマインドが最も大切にしたいテーマです。
あなたは大事な自分をきちんと守っていますか?
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