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民間企業で増える放射線利用、被ばくで社員2名入院

放射能

放射線被ばくで、
社員2名が入院。

という記事が昨晩、出ました。
(朝日新聞デジタル6月2日23時)

姫路の日本製鉄工場でのこと。

工場内で作業をしていた
社員2名が5月29日、
救急搬送されました。

検査の結果 、
エックス線を浴びて
被ばくしていたことが判明。

6月2日現在も入院治療中で、
原因を調査中とのことです。

被ばくというと、
原発か、病院を連想するのですが、

製鉄工場で・・・・?

エックス線照射で、
めっきの厚みを測定する装置
というものがあるそうです。

今回の事故は
その装置整備中に、
何等かの理由でエックス線が
漏洩した、

ということらしい。

体調不良を訴えて
救急搬送されるなんて、
ちょっとやそっとの被ばくじゃないです。

後の調査で
年間の限度量50ミリシーベルトの
数倍から数十倍に及ぶ大量の
被ばくをした可能性があることが分かり、
厚労省は事態を重く見ている、とのこと。

 

少し調べてみたら、
公益財団法人総合安全工学研究所
と言うところが
こんな情報提供をしていました。

放射線を利用している施設は
非常に多く、
放射線同位元素等取扱事業所の数は
2017年度全国で7,721事業所にも及ぶ

1985年から2005年くらいまでは
ほぼ横ばいであったが、
2006年くらいから
特に民間企業で右肩上がりに増えている、

医療機関はいうまでもなく、
ビール工場、水産物や冷凍食品を扱う会社、
そして印刷、醤油、石油、時計、
ガラス関係の企業等

思わぬところで
放射線が利用されていることが分かる
『第1回 放射線被ばくと最近の事故例』より抜粋

民間企業での放射線利用が
これほどに増えていたとは、
知りませんでした 。

更に令和2年3月31日現在では、
8,011事業所に増えています。

放射性同位元素等取扱施設は、
原子力安全センターが
施設検査、定期検査を
行うことになっているようです。

日本製鉄工場の漏洩事故を知り、
本当に、ちゃんと立ち入り検査しているの?

と言いたくなりました。

原子力規制委員会の
事故・トラブル情報で、
公開された事故例を見ると、

2018年だけでも7件ありました。

氷山の一角、かもしれませんね。

勤めている会社が
放射性同位元素等取扱施設でないか、
念のため、確認しておいた方がいいかも・・・・

 

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