やはり日本でもありました!
市販薬の乱用・・・・!!
- ブロン錠(鎮咳、去痰薬)
- パブロンゴールド(総合感冒薬)
- ウット【睡眠薬)
- ナロンエース(鎮痛薬)
- イブ、イブプロフェン(鎮痛薬)
- ドリエル(睡眠薬)
- バッファリン(鎮痛薬)
- コンタック(総合感冒薬)
- セデス(鎮痛薬)
- ベンザブロック(感冒薬)
- レスタミン(抗アレルギー薬)
- ロキソニン(鎮痛薬)その他
これ全部、薬物乱用に使われた市販薬です。
薬物乱用が危険ドラッグから一般市販薬へ
2014年から2018年にかけて
特に10代が使う薬物の変化を見ると
覚せい剤や大麻は大きな変化がないのに、
市販薬は2014年ほぼ0だったものが、
2018年には、全体の4割を占めるまでに急増しています。
(乱用等の恐れのある市販薬の適正使用について 2019年8月)
咳止めをたくさん飲んだら
多幸感があって止められなくなった、など依存的使用が多く、
特にブロン液などは、ドラッグストアで
もっとも万引きされることの多い商品だと言います。
1日に700錠も、ブロン糖衣錠を飲み、
真っ白なうんこが出る、と書かれたツイッター、
レスタミンもレスタODとして乱用の対象に。
120錠入りネットで670円で買えるというのも、
考えたら、驚くようなことです。
感冒薬が多いのも総合感冒薬には
咳止め成分アセトアミノフェンなどが
含まれていることはもちろん、
様々な成分が混在して含有されていて、
最も身近な乱用薬物になる可能性を持っている、という点。
パブロンゴールド顆粒など大包装品が店頭で
目玉商品など安売り対象になっていたり、
ネット上では、複数個購入できるサイトもあります。
つまり
販売者が乱用に手を貸している、
状況がある、ということです。
簡単に大量に購入しやすい状況
OTC医薬品の緩和の影に
こんな深刻な問題があったとは・・・
風邪薬依存から抜けられなくなる10代の子たち。
たかが風邪薬、と周囲の人も気づきにくい、と言います。
うつ状態で精神科を受診している人は
市販薬を医師に言おうとしないため、
精神科で出る薬との併用で
さらに大きな健康被害が出ることも、簡単に想像できます。
リン酸コデイン、12歳未満児に禁忌
2017年、12歳未満の子供に
コデイン類が禁忌となりました。
しかしその実施は2019年でした。
咳止めのコデインを含む商品は
ここに書ききれないほどたくさんありました。
あれらの商品はその後、どうなったのでしょうか。
身近で簡単に手に入る市販薬、
この危険性を、
もっと真剣に受け止めていきたいと思います。
あなたの家には、総合感冒薬がゴロゴロしていませんか?
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