スーパー雑草
NHKのクローズアップ現代で
スーパー雑草というニュースを初めて見たのは、2009年9月のこと。
とても興味深くてその後、
耐性雑草とかスーパー雑草で検索してみたが、
当時なぜか一切の記事が出てこない。
不気味な気がして、
何度も数日にわたって検索してみたが、
本当に、何ひとつ出てこなかったのです。
今、調べると
じゃんじゃん出てきますね~。なんという不思議。
それはともかく、
スーパーゴキブリというのにも出くわしました。
なんとなく、経験的に分かっていた、
昔の殺虫剤では効かないなぁと。
やっぱり、というか、スーパー蠅や、スーパー細菌や
そして、多剤耐性菌に行きつきます。
全ての共通点は、
人間が作り出した「薬品」が原因だ
ということです。
草も虫も菌も、全部、生きるためにどんどん強くなってゆく。

それは1929年、ペニシリンが発見された時にさかのぼります。
その数年後にすでにペニシリンを無効化する
ペニシリナーゼという酵素を作る菌が出来、
1959年、そのペニシリナーゼという酵素の影響を受けない
メチシリンという抗菌薬が作られたのに、
そのわずか2年後、
耐性を持つメチシリン耐性黄色ブドウ球菌が出現。
みなさんも院内感染でご存知のMRSAですね。
ちなみにその後も
1956年MRSAの特効薬、バンコマイシンが作られ、
1996年、なんとそのバンコマイシンもほとんど効かない
バンコマイシン低感受性MRSA(VISA)や、
2002年には
全くバンコマイシンが効かない
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)が出現。
頭の良い製薬メーカーのお偉方は、
いつまでこんな愚かしいことをやり続けるのか・・・
人間だけがどんどんひ弱になって、まわりの生き物をすべて、
スーパーなんちゃらって化け物にしてしまうつもりなのでしょうか・・
「全ての木を切り倒し、
全ての川を汚し、
全ての魚をとりつくしてから、
やっとあなたは気がつくことになる、
お金は食べられないことに」
ネイティブインディアンのことわざを、思い出します。
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