3月2日、塩野義製薬の
新型コロナウイルス治療薬ゾコーバを、
予防投与として厚労省が承認しました。
新型コロナ治療薬の予防投与を
認めたのは、世界初です。
もちろん、治療薬として出す時は
保険適用ですが、
予防薬として出すのは、自費診療となります。
ゾコーバの値段は、保険適用でも3割負担で
1万5千円程度だったので、
全額自己負担となると、5日間で約5万円かかります。
対象は、家族などに感染者がいるなど、
濃厚接触し、感染の可能性がある人に限られます。
今回、新型コロナの予防投与は世界初、なのですが、
インフルエンザなどはすでに、予防投与が行われています。
タミフル、イナビル、ゾフルーザなどです。
もちろん、これらの予防投与も、全額自費です。
タミフルと言えば、異常行動で有名になりましたね。
10代を中心とした患者で、2018年の時点で
過去9年間226件もの異常行動が確認されています。
マンションから飛び降りる、急に道路へ飛び出すなど
死亡例も多々あります。
ただ、厚労省はタミフルとの因果関係は明確でない、
という報告書を出しています(2018年11月)
さて、予防投与という問題、
あなたは、どう考えますか?
以前に将来、乳がんになる遺伝子があるから
と言う理由で、健康な乳房を切除する、という
予防法について、書いたことがあります。
現在、このリスク低減乳房切除術は
保険適用となっています。(2020年4月より)
もちろん、遺伝子検査でHBOCと確定診断された人、
または乳がん、卵巣癌の既往症のある人が対象ではありますが。
このリスク低減乳房切除術も、
今回のゾコーバ予防投与も、
今、まだ病気じゃない人、
つまり健康な人を対象にしているわけです。
これって、やっぱりどう考えても変じゃないですか?
乳房や卵巣を切り落とせば、
元には戻らない、
薬は飲めば、必ず副作用がある、
つまり「マイナス」を背負うわけです、
そうやって得る「プラス」は、
いったい、どうやって測ることができるのでしょう。
これからどんどん、医療は予防の分野に
進出してくるのでしょう。
どこまで私たちは、
増大する「医療化」を許していくのでしょうか。














この記事へのコメントはありません。