元気塾Blog

AIが「感情」を監視する時代

監視社会

昔、会社勤めをしていた頃は、
出勤日と、お休みの日はくっきり差があって
つまり、化粧をするかどうか、
ストッキングを履くかどうか、

このふたつは絶対で、まさに戦闘服だったわけです。

化粧はさすがに今もしますが、
ストッキング! これは縁が切れてどのくらいになるでしょう。

夏、履くストッキングのいや~~~~な感触、
思い出すだけでゾッとします。
そう言えば、ハイヒールの問題が社会問題になり、
#KuToo運動などもありましたね。

そう言ったものから、逃れられて
オンライン講師という仕事は
本当に有難い、と思っています。

さて、今日は「感情監視」という、これまた怖いお話。
感情労働という言葉が人口に膾炙し、
感情労働の未来、という本まで出ました。

まさに、その感情の度合いが、
労働者を評価する一つの指標になっていく、という話。

もちろん、これまでも、
評価の中に、EQ的な指標、
愛想のよさ、協調性、コミュ力などがありました、
でも、その評価は上司や同僚などの
曖昧な印象評価に過ぎなかったのです。

それがなんと、AIが感情を読み取り、解析し、
ポジティブさや、エンゲージメントまでが
業績指標(KPI)の一部として
扱われ始めた、と
米誌アトランティックが報じました(2026年5月)

エモーションAIという技術が
声のトーンや、言葉遣い、チャットの文面などから
個人の感情状態を推定する、と言うのです。

すでにバーガーキングなどの従業員に
接客の「親しみやすさ」を評価するAIが
ヘッドセットに組み込まれ
常時、声のトーンや言葉使いを解析する
システムが広がりつつあるそうです。

怖い、と思いませんか?

これはもちろん、接客の問題だけじゃなく、
たとえば、会議で参加者の
積極性や、ポジティブ度、注意力などが
リアルタイムで可視化されるツールが出てきたり、

つまり、「感じの良さ」が
測定可能な情報に変化しつつある、ということなのです。

もちろん、これらの技術に反論を唱える人もいます。

感情を読み取り解釈する技術自体の欠陥、
たとえば、真剣に話を聞くとき、ちょっと眉をひそめただけでも
不機嫌という判断をされたり、など。
それ以上に、感情を単純なカテゴリに分類すること自体に
問題がある、と言う人たち。

コーネル大学のカレン・レヴィ氏はこう述べています。

「人の身体や内面を細かく監視することは、尊厳にかかわる問題がある」

そして、EUでは2024年、
感情AIの利用を、職場では原則禁止としました。

うーん、皆さんはどう思いますか?

常に機嫌よく、常に感じ良くしていることを
強制され監視されている、
そんな職場を、どう感じますか?

数値化を拡大していく「科学」の方法論が
とうとうここまで来たのか、という
やや、絶望感に近いものに
私は、打ちのめされる気がしています。

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