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5人にひとりが、○○○で亡くなっている?

アテナ

世界中の死者の5人に一人がこの病名で亡くなっていました。

今年、米ワシントン大学の
195カ国に及ぶ過去最大規模の調査で明らかになりました。
(英医学誌ランセットに掲載)

5人に1人が「敗血症」で亡くなっている!

敗血症という病名、
あまり馴染みがないと思いますがいかがでしょうか?

敗血症とは
感染症に対して人体が過剰反応することから起きる
全身性炎症反応症候群、というものです。

感染症だけなら、敗血症になることは稀だと言います。
しかしこれに自己免疫が関わり
過剰反応することから自分の体を全面的に攻撃してしまう、

つまり自己免疫の暴走という状態です。

敗血症の年間死者は1100万人

今回の調査でそれまで年間死者500万人程度と
推定されていたものが1100万人と判明、罹患患者数は4900万人。

がん死者数は2018年で960万人なので
はるかにそれを上回ることがわかりました。

なぜこれほど、増加しているのか、

免疫異常に原因

一つには多剤耐性菌の問題があります。
2015年よりWHOが警告を発していますね。
抗生剤の乱用により、抗生剤の効かない耐性菌が急増していることです。

私は、1992年に千葉の病院で院内感染が発生。
というニュースを見たのが
初めてだったような気がします。

その後、2004年に院内感染から死者2名
敗血症で死亡、というニュースを見たのを覚えています。

しかしその後、耐性菌とは関係のない
2007年にリウマチ治療薬で76人が死亡、
という事件がありました。
リウマチとは自己免疫疾患です。

自分の免疫が自分を攻撃する病気。
その治療薬の副作用で敗血症で亡くなっています。

また、がん患者が抗がん剤治療を受けて
最終的に敗血症で亡くなるというケースがあります。

これは化学療法が免疫機能を弱めるため、です。

免疫疾患に対して医学は無力

敗血症に対して
現在の医療は失敗の連続だと言われています。

重症者は、3人に一人が死亡、
生存した人も、生活の質をかなり落とし、
重度の後遺障害に悩まされます。

現在、
いわゆる自己免疫疾患も全世界で急増しています。

膠原病、ループス、1型糖尿病
バセドウ病、橋本病、
アジソン病、シェーグレン症候群
潰瘍性大腸炎、クロン病、
関節リウマチ、多発性筋炎、
自己免疫性肝炎、など。

そして、残念ながら
自己免疫疾患に対しての治療も
現在のところ決め手となるものがありません。

自分の体を守るはずの免疫が
なぜ自分を攻撃するようになったのか、

まだまだ免疫に対する研究は
始まったばかりです。

自分の中の100人の名医は
どうなってしまったのでしょうか。ヒポクラテス

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