毒舌のため、医療界の「綾小路きみまろ」と尊敬(?)されて
50万部以上のベストセラーになった
『大往生したけりゃ医療と関わるな』の続編が出ました。
『大往生したけりゃ医療と関わるな【介護編】』中村仁一著
むっちゃ面白いです。
深刻な問題なのに、1ページ読むごとに爆笑!
人も動物も、寿命が来て
<死ぬ次期になったから食べない>のに
こんな当たり前のことを、なぜか介護現場では
<食べないと死ぬ>という思い込みが、まん延してるそうです。
食べさせることに命をかける介護職の方々
それを必死で願う家族、とくに子供たち
寝たきりになってから
こんな拷問に受けるはめになろうとは
死んだら化けてやる~~と嘆いても
日本にはPL法があるので
つまり子供は自分に製造元責任があり
化けて出ることも許されぬ
なのだそうです。
終末医療の在り方の問題は今回さておき~
笑いは救い
笑いというのは辛い時ほど救いになりますね。
笑える時、
人は自分の感情から少しの間離れることができます。
感情というのはとても私的なものです。
つまり「私」のことだから辛かったり哀しかったりで
これが3軒先のおばさんのことだったり
隣の国の見知らぬ人のことだったりしたら
ふーん、辛いだろうなぁ、というくらい
5分後には忘れていますよね。
自分にはどうすることもできないと思い込んでいる
つくづくやっかいな「感情」の取り扱い説明書では
自分から距離をおくことがとても効果的だとされていて
その一番のメソッドは「笑い」だということです。
中村仁一さんはそのあたりの人情の機微に精通してる
世にもまれな尊敬すべき、愛すべきドクターです。
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