注意欠如多動症(ADHD)に使われる
向精神薬「コンサータ」が品薄で困っている、
というニュースがありました。
コンサータ、
懐かしい名前です。
米国ヤンセンファーマが2007年に発売、
それまで、うつ病治療薬として使われてきた
リタリンの乱用が社会問題となり、
リタリンに替わる薬剤として登場した薬剤です。
各国の需要の高まりなどを受け
日本の販売元が出荷制限をしているとのこと。
ADHDは注意力の欠如や、
落ち着きのなさ、衝動性が主な特徴だと
言われている発達障害です。
コンサータの成分であるメチルフェニデートは
脳内の神経伝達物質の濃度を高めて
不注意や多動症を改善する、
ということになっています。
覚醒剤と似た作用で、
日本では成人向けに承認されている
中枢神経刺激薬は、
この「コンサータ」だけです。
さて、発達障害当事者協会(JDDA)という団体が
「ADHD治療薬の供給危機について」
という意見表明を出していました。
ちょっと驚いたのは、
治療薬という言葉でした。
ADHDを病気だと見ているのですね。
内容は、日本の国が異常に「治療薬」制限をしているため、
コンサータ以外の薬がないこと、
つまり選択肢が少なすぎること、
当事者の困難さと医療機会の喪失について、
緊急対応としては、
コンサータの安定供給を最優先に、
中期的には、選択肢の大幅拡大を
という内容でした。
つまり、薬をもっと出せ、ということ。
向精神薬はとても危険な薬です。
乱用や依存のリスクもあります。
ようするに、覚醒剤のようなものだからです。
それが供給が追い付かないほどの
品切れになっている、ということ自体が
薄気味悪いことだと、感じました。
10年以上昔、
当事者の方から、話を伺ったことがあります。
コンサータがなければ、
頭の中がもの凄いスピードで回り続け、
人と会話することも、
日常生活を普通に送ることもできなかった、
ヘトヘトに疲れて倒れてしまう、とも。
本人にしたら、本当に大変な状況だったと
聞いて初めて知ったことが
たくさんありました。
なので、いちがいに
薬が悪い、とは言いません。
でも、もっと他に対策はないのか、
世界中で品薄になるほど、
覚醒剤まがいの薬が本当に必要なのか、
やっぱり、疑問が払しょくできない気持ちです。
あなたはどう思いますか?
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