身体だけじゃない、
心の健康も予防の時代です。
偏った食習慣や、運動不足、睡眠不足が
慢性疾患を生みやすい環境を
作っていることと同じように、
例えば、あまりに強い「べき論」や
完璧主義、
悲観的予測の癖などが
習慣になっていると、
それはいわゆる「うつ」だったり
「適応障害」「パニック障害」などを
いつ発生してもおかしくない状況を
準備していることになります。
そしてその中でも
最も危険なものが「被害者意識」です。
挨拶が返ってこない、
メールに返事がない、
コチラの話の腰を折られる、
こんな経験は誰にもありますよね。
そして、ムッとした感情をいだくこともあるでしょう。
人には承認されたいという欲求があるので、
それが与えられなかったり、
逆に否定されるような経験をすると、
不愉快な感情を抱くし、
中には逆恨みすることもあるでしょう。
しかし、私たちは
長い人生の中で、
他者が自分をいつも認めてくれるわけではない、
ということに気づき、
やがて、それを受け容れていきます。
ま、ああいうやつもいるさ、
と自分を納得させて。
もちろん、大人になってからも
自分のことをしっかり承認してくれて
認めてくれる人と出会えば
とても嬉しいと感じます。
でもそうじゃないからと言って
いちいち感情を害していても
人間関係がうまくいかないこと、
自分とは異なる他者を認めること、
そして自分で自分を満たす方法を考える、
それが人としての成長だ、
とも言えますね。
ところが残念ながら
それができずに、
いつまでも、人からの承認ばかりを求める人がいます。
自分を「被害者」だと
常に思っている人たちです。
私はちゃんとしているのに、周りが悪い
私はいつも損をしている、
私はいつも人から迷惑をかけられている、
私はきちんと評価されてない、
私にばかり、仕事が回ってくる、
なんて可哀そうな私・・・
これってどこか甘美な匂いがあって、
人はなかなか、そこから抜け出せない。
でも、残念ながら、
この被害者意識を持っていると
心は絶対に健康になれません。
この状態がデフォルトになると、
いつ、心の病気を発症しても
不思議のない未病状態だと言えます。
この「被害者意識」は
絶対に手放す必要があるのです。
何故なら・・・・
これらのセルフトークは、
自分の無意識の領域へ
「自分には力がない、自分は無力だ」と
毎日、自ら
刻み込んでいるようなものだからです。
それがその人の、心の力を
限りなく弱めているからです。
例えば、子育て中、
いたずらばかりする子どもに向かって、
「なんで、お前は
私を怒らせることばっかりするの?」
と怒鳴った経験は
誰しも一度や二度はあると思います。
実はこれも、
被害者意識から出ている言葉です。
「私を怒らせる」
というフレーズですね。
子どもの方に私を怒らせる力がある、
私はそれを制御できない、
つまり、私には力がない、
と、自分で言っているわけです。
お前には力がない、と
誰かから言われても、
それに同意しないという選択がありますが、
自分で自分に言ってはダメです。
心の健康の第一歩は
まず、「被害者意識」を手放すことです。
心の健康の予防対策、
何がヤバイ状態の温床になっているのか、
一緒に考えていきませんか?
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