元気塾Blog

”チチンプイプイ”に科学が追いついた

ちちんぷいぷい

チチンプイプイというお呪いの言葉、
なんだか懐かしいですね。

子どものころ、
痛いの痛いの飛んでいけ~というのもあったけど、
ケガをしたとき、母が言ってさすってくれたのを
覚えています。

死ぬのは怖くないけれど、
痛いのだけは堪忍してほしい、と
思っていました。

普段、元気な私は
病気とか、痛みとかに
物凄く弱いのです。

先日、九州大学で、
「痛いところをさすると和らぐ」現象の仕組みを
マウスで解明し、
痛みを和らげる触覚神経の一部を
初めて特定したと発表しました。

ヒトでも同じ触覚神経の集団があると
確認できれば、
痛みを和らげる新治療法につながる、と
注目されているそうです。

実は「痛いところをさすると和らぐ」という仕組みは
すでに、1965年に
ゲートコントロール理論というものがありました。

脊髄に痛みの門(ゲート)が存在し、
触覚や圧覚などの太い神経線維から出た信号が
先に脊髄に入ると門が閉じて痛みが和らぐ、

簡単に言うとそういう理論でした。

なるほど~、

なので、痛いの痛いの飛んでいけ~は
たんなるお呪いではなく、
本当に効果があったんだ、ということです。

今回のマウスの実験では、
この触覚神経のどの部分が、
痛みを和らげているのかを
特定した、ということみたいです。

科学の力って、
本当にどこまで発展していくのでしょうか、

でも不思議なのは、
チチンプイプイ、痛いの痛いの飛んでいけ~は
そんな理屈が分かるよりもっとずっと昔から、
人々が使ってきた言葉なんですよね。

チチンプイプイは
江戸時代初期、春日局が幼い徳川家光に
薬を飲ませる時、
「智・仁・武勇の徳(に優れた人になれる)御宝」と
励ましたことから、変化したと言う説があります。

触覚神経など、何も知らなくても、
人は、人の痛みを和らげるため
何かしてあげたいという気持ちにかられ、
無意識に痛いところをさすってあげた、

これって、考えてみると
本当にものすごいことだな、と思います。

私たちは、
「痛み」という誰しもが感じる辛さに対して、
何をすればいいのか、ちゃんと知っていた、

ということは、
案外、死ぬ時も
もし痛みが伴うとしても、
それをどうにかする知恵を
私たちは、すでに持っているのかもしれません。

だとしたら、
さほど怖がることもないのかも、

と、一気に楽天家に変身する私でした。

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