今日はみんな大好き、腸内細菌の話。
以前から、薬を飲むと、
腸内細菌叢、マイクロバイオームへの影響がある、
ということは分かっていました。
なので、ほとんどのマイクロバイオーム研究は
現在服用中の薬を考慮していますが、
2025年9月、こんな研究が発表されました。
タルトゥ大学ゲノム研究所による
大規模な研究によると、
数年前に服用した薬が、
人間の腸内マイクロバイオームに
影響を与え続ける可能性がある、と発表。
影響は、患者が服用中止してから
数年後にも、
抗生物質に限らず、
抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系薬剤など
多くの薬剤が
マイクロバイオームに痕跡を残していた、というのです。
薬を飲むと、腸内マイクロバイオームが影響を受ける、
当然、腸内細菌の働きが変化する、かもしれない。
しかも、その変化は、薬をやめた後にも残る、ということ?
これはかなり、驚きのニュースですね。
腸内細菌叢は、
単に食べたものを消化するお手伝いだけじゃなく、
次のような私たちの健康に深く関わる働きをしています。
・食物繊維を分解する
・ビタミンなどを作る
・免疫機能を調整する
・腸のバリア機能を保つ
・脳と腸の働きにも関わる
たぶん、他にももっと不思議な働きをしている
と、思われるケースがたくさんあります。
不食の人で有名になった、森美智代さん、
20年間、1日青汁1杯だけの生活を続け、
難病だった小脳変性症を
断食療法の甲田光雄氏のもとで治した人です。
数年前、香川にいらっしゃったことがあり、
直接話を伺いました。
たったそれだけの食で、
ガリガリに痩せていることなく
肌もきれいで、ふっくらされていました。
不思議で聞いてみると、
「今回、病院で上から下まで、
十分に調べてもらったのですが、まったくの健康体でした。
ついでに、腸内細菌も調べてもらったら、
普通の日本人には見られないような
種類の細菌が数種類見つかったのだそうです。
そのせいで、青汁一杯だけでも、健康なのでしょう、
と、医師に言われました。」
腸内細菌、恐るべし、ですよね。
さて、その腸内細菌の研究は、
最近ますます進んでいます。
今回のこの研究は、
長期的薬剤がマイクロバイオームに及ぼす影響について、
包括的かつ体系的に評価したもの、とし、
責任者である、エリン・オルグ教授は
こう言っています。
「この研究結果が、
マイクロバイオームデータの解釈時に、
薬用服用歴を考慮に入れる
きっかけとなること願っています」
これまでは、過去の服用など
考慮にいれてなかった、ということですね。
何年前まで、さかのぼるのか、
服用した薬の種類や量も明らかにするのか、
これは、なかなかやっかいな手順が
増えることになりそうですが、
また面白いマイクロバイオームの
あらたな発見があることを
期待したいものです。
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