2020年2月から、日本の学校が全て休校になりました。
そう、Covid-19の流行が理由でした。
5月に休校が終わった時、
始まったのが「黙食」でした。
黙って給食を食べている子どもたちを、
ニュースで見て、
物凄く奇異な感じがしたのをよく覚えています。
20年5月から22年11月に
「新型コロナウイルス感染症対策の
基本的対処方針」から、
黙食の推奨が削除されるまで、
給食時の「黙食」が実施されたのです。
2年半に及ぶ、この「黙食」
どんな影響を子どもたちに与え、
何が得られたのでしょうか。
青森県立保健大学の研究で、
公立小学校6校の児童を対象に2023年7月、
黙食中と、制限解除後の状況比較をしています。
黙食解除後、給食時間が楽しいと
感じる児童が増えた、
しかし、実際に給食中に発話している児童は半数以下、
話をしながら食べたいと思っていても、
自分から話す児童は少ない、
一度、話さない食事が習慣になると
それが解除されても、
すぐにはもとに戻らない、ということですね。
さて、この黙食について、
「学校給食時の黙食がCOVID-19の感染に
与える影響」という論文が出てきます。
早稲田大学、慶応義塾大学、
そしてカリフォルニア大学などの研究者によるものです。
千葉県の公立小中学校を対象に。
2022年11月黙食解除しても、
学級閉鎖を減少させる効果は
非常に小さく、統計的に有意ではなかった、
という結果だったのです。
感染を防ぐために2年半もの間、
子どもたちに黙って食べてもらう必要が、
本当にあったのでしょうか。
私たちは、食事というものを、
栄養素を取り入れるだけのものだとは
思っていないでしょう。
美味しいと感じること、
楽しむこと、
そのなかには、もちろん人との会話もあります。
でも、たとえば片親家庭で、
仕事のため、子どもとの食事を一緒に取れない人も
いるかもしれない、
たとえば、一人暮らしの人はほぼ常に
一人で食事をせざるをえません。
それらを「孤食」と、ひとくくりにされるのは、
どうなんでしょう?
私も猫と共棲していますから、
時々、猫と話をしながら食べたりもしますが、
一人でその日の気候に合わせ、
食べたいものを作り、楽しく
美味しくいただいています。
「黙食」や「孤食」とは、思っていません。
食事を楽しむ形は人それぞれ、
それを、ある日、黙って食べろだとか、
もう話しながら食べていいとか、
国に言われたくないなぁ、
というのが正直な思いです。
2020年から22年、子どもだったあなた、
どうか、楽しい食事を
自分なりに取り戻してほしいものだと願わずにいられません。
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