コミュニケーションを学び始めた人が
まず陥る”オウム返しの罠”というのがあります。
「先週、家族でハワイ旅行したんだよ」
「家族でハワイ旅行したんですね」
「ハワイはやっぱりいいよね、湿度がないから、ベタベタしないしね」
「湿度がないから、ベタベタしないんですね」
「子どもらも大はしゃぎで、でかいアイスクリームにかじりついてさ、
あのボリュームにはちょっと心配もさせられたけど、
たまにはいいか、と、家族中で競争して食べたよ~」
「アイスクリームも大きさに心配もしたけど、
たまにはいいか、と思ったんですね」
こんなやりとりが、2,3回続けば、
間違いなく、相手はムッとするでしょう。
いちいち、私の言ったことを
繰り返さなくていいよ!と怒られるかもしれません。
この”オウム返し” バックトラッキングともいいますが、
自分の話をちゃんと聴いてくれているという
安心感を持ってもらうという効果があるはずなのに、
上手くいかないのは、何故でしょうか?
バックトラッキングには、
文章まるごと繰り返す、以外に
”単語を拾う”というのがあります。
「先週、家族でハワイ旅行したんだよ」
「ハワイ、ですか~?」
「ハワイはやっぱりいいよね、湿度がないから、ベタベタしないしね」
「ベタベタしない・・・!」
「子どもらも大はしゃぎで、でかいアイスクリームにかじりついてさ、
あのボリュームにはちょっと心配もさせられたけど、
たまにはいいか、と、家族中で競争して食べたよ~」
「え、みんなで競争して?(笑)」
こんな風に、ポイントになっている語句だけを
拾うというやり方です。
これだと、不自然にくどい、と言う印象が薄れ、
なおかつ、その後の話をうながすことができます。
ただ、この時、どの語句をバックトラッキングするか、
実は、それによって後の会話が変わったりします。
「子どもらも大はしゃぎで、でかいアイスクリームにかじりついてさ、
あのボリュームにはちょっと心配もさせられたけど、
たまにはいいか、と、家族中で競争して食べたよ~」
「あのボリュームって?」
「すごいんだよな、げんこつ5つ分くらいあったかな~」
「ちょっと心配って?」
「いやぁ、腹壊さないかな、とか・・・カロリー過多じゃないか、とか」
「家族中で競争ですかぁ~」
「うん!!もう女房も俺も、ほぼ、ガキに戻ったみたいでさ、
子どもといっしょに、大はしゃぎ!」
どの言葉をバックトラッキングするかで、
会話の流れが変わります。
バックトラッキングした直後の相手の表情を
しっかり見ることで、
この会話の流れ、良かったかどうかを
感じることができます。
分かってくれた、と感じてもらえると、
少し、信頼関係が増しますよね。
キーワードのバックトラッキング、
ぜひ、使ってみてください。
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