今年は、iPS細胞の作製が報告されて
ちょうど、20年を迎えます。
2006年8月に、京都大学の
山中伸弥教授らが
世界で初めてiPS細胞の作製に成功し、
2012年にノーベル医学・生理学賞を
受賞しました。
もう20年もたつのですね。
夢の再生医療と、期待されたiPS細胞、
実際には、まだ製品化されたものはありません。
え?そうだったんですか、
たしか「加齢黄斑変性」という目の病気の治療で
iPS細胞を移植し、成功したとニュースがあったような・・・
調べると2014年に第1例目の移植治療が実施されていました。
あれから9年、
それでもまだ製品化されてなく、現在も治験中、となっています。
他にも、こんなものがあります。
Ⅰ型糖尿病の膵島シート、治験中
脊髄損傷の神経前駆細胞、治験準備中、
目の病気の角膜上皮細胞、近く治験開始、などなど。
ようやく、2025年度に承認申請されたものがふたつ、
・パーキンソン病の神経前駆細胞、住友ファーマから申請済み、
・虚血性心疾患の心筋シート、クオリプスから申請済み、
このふたつ、来月にも承認の可否が判断されるそうです。
承認されると、世界初のiPS細胞製品となる見込みです。
ただ、このふたつの承認は
「条件・期限付き承認制度」で審査されます。
少数の治験結果をもとに、
いって見れば仮の承認で、
その後、最長7年かけて有効性を見極め
本承認となる仕組みです。
ん?たしかコロナのワクチンも
そんな感じの早期承認でしたね。
その後、どうなったのか・・・・
iPS細胞とは、「万能細胞」とも言われ
体をつくる、あらゆる細胞に成長する能力を持つ細胞のことです。
人間の体の皮膚などの細胞に、
数種類の遺伝子を導入して作ります。
このiPS細胞には、
・がん化のリスク
・品質のばらつきと、安定供給の難しさ、
・ゲノムの安全性(遺伝子導入時のゲノム編集)
など、まだまだ解決すべき問題点が多々ある、
ということなのです。
遺伝子、ゲノム編集、とい言葉を聞くと、
なるほど、それはまだまだ先が遠いなぁという
と、正直そんな感想です。
夢のなんちゃら、という言葉には
本当に注意が必要ですね。
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