再生可能エネルギーのひとつ、
メガソーラーが急速に普及したきっかけは、
2012年に始まった「固定価格買取制度(FIT)」です。
太陽光など再生可能エネルギーで発電した電気を
電力会社が一定の価格で買い取る制度のことです。
しかしその急激な広がりの一方、
自然環境への配慮が不足しているケースなどが増え、
各地で問題が起きるようになりました。
2017年、改正FIT法が決まり、
事前認定制度が必要となり、
2021年、外国資本による土地取得の
監視制度・重要土地調査法が、
2022年には盛土規制法が整備されました。
しかし、それでも現在、日本各地で
メガソーラーは、急増し続けています。
北海道、
岡山県、
福岡県、
鹿児島県、
熊本県、
長崎県、
青森県、
秋田県、
千葉県、
大阪府、
驚くほどすでに多くの場所で稼働しています。
なんと、メガソーラーの導入数は
世界でも日本が、
ぶっちぎりのトップなのだそうです。
理由は国が広げる方針をとっていること。
2023年、965憶kWhで電力全体の約1割、
国はこれを2040年には
全体の23~29%程度へ増やすという計画です。
今の3倍!
この小さな国に、今の3倍ものメガソーラーを!
業者側は、当然、利益追求です。
2025年の固定買取価格は8.98円/kWh
たとえば出力1MW(年間発電量120万kWh)の施設だと、
年間の売電収入は約1080万円となるそうです。
そして、電力会社はその買取の負担額の一部を
電気料金に上乗せし、国民が負担する
という仕組み「省エネ賦課金」があるのです。
2025年は、1kWhあたり3.98円で、
2年連続、引き上げられています。
ちなみに私んちの電気料金見てみたら、
最エネ発電促進賦課金 1424円とありました。
え・・・・こんなに?
現在問題となっている釧路湿原付近の工事、
釧路市の条例に違反していると、
工事差し止め命令が出ていますが、
業者は、引き返せない、などと言って対立しています。
他にも長崎の宇久島で島の1/4以上が
黒いパネルに埋め尽くされる計画が進んでいたり、
千葉でも、山を削り谷を埋めたて
そこへパネルをという
とんでもない計画が進み、
地元住民の猛烈な反対運動が起きているそうです。
メガソーラー反対運動は、各地で起きています。
理由はちょっと調べればすぐわかるでしょう。
環境破壊、生態系への悪影響、
景観の問題、事故の時の予期せぬ被害、
でも、実際に増えている理由は、
日本の国が推進している、
そのために税金を使っている、
そのために業者が儲かる仕組みを作っている、
そんな部分に目をやらないと、
何も変わらないのでは、と思います。
日本の国は
いったいどこへ行こうとしているのでしょうか。
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