「肉」の是非論
突然ですが、あなたは肉食派?それともベジタリアン?
肉は悪い派の意見:
1.日本人は欧米人より腸が長いから、肉はおなかの中で腐敗する
2.その肉に含まれる動物性油脂は、私たち人間の体の中でも固形化され血液をどろどろにする
マクロビオティック の食養家
『長生きしたけりゃ肉は食べるな』
若杉友子、幻冬舎
3.市販されている肉が、どういう育てられ方をしているか、の問題。
成長剤、ホルモン、抗生剤、また飼料や、成育環境問題など。
それに対して、
肉は良い派の意見:
1.肉には全ての栄養がバランスよく含まれているとする説
必須アミノ酸のすべて、ビタミンB1、B2,、B12,、
そして、鉄や亜鉛、リンなどのミネラル
セロトニンというココロの伝達物質まで。
2.人類の長い歴史の中で狩猟時代、肉食時代が圧倒的に長い
つまり、農業が発明される以前は肉食であった、
人間の本来の姿が肉食である、という説
これは、今流行りの糖質制限派や
MEC食を推進されている渡辺信幸医師らが提唱。
MEC食とは、ミート、エッグ、チーズの頭文字からとったものです。
『日本人だからこそご飯を食べるな
~肉、卵、チーズが健康長寿を作る~』
さらに『野菜中心をやめなさい』 という本まで出ています。
(渡辺信幸著)
え~~~~~っ!!と思いますよね。
野菜=ヘルシーという概念が、
いやというほど刷り込まれている私たち。
確実に静かに増えているベジタリアン・ビーガン
しかし今、確実にベジタリアン、
それも卵や牛乳、チーズなども食べない
ビーガンという人たちが増えているそうです。
ベジタリアン・ヴィーガン人口
アメリカでは、
2000年にたった1%だったのに、
2017年には6%まで増加、
人口にすると2000万人と推定されています。
スイスで、最も多く全人口の14%だと言います。
ドイツでは、全人口の約10%、
イタリアも同じく、約10%
イギリスで は
2017年全人口の約3%で
それほど多いわけではありませんが、
2012年から比べると3.6倍に増加しているそうです。
オージービーフで有名な
オーストラリアも約11%と意外に多いです。
健康問題から、環境問題へ
世界共通で
若い世代と、都市部で増加しています。
増えた理由はやはり、健康のためが6割以上、
そして、
環境問題への関心の高まりです。
畜産による環境破壊がテーマのドキュメンタリー映画
”不都合な真実”(2006年)
”Cowspiracy”(2014年)
などを見たことがきっかけになり、
菜食の実践を始めたという人が 多くいるそうです。
残念ながら、
日本では菜食者の割合を調査していません。
日本人の菜食にたいする意識
日本人が菜食に関心が薄いのは、
- 保守的思考の強い国民性、
- 欧米ほど健康への意識が強くないこと、
- 環境問題への意識の低さ、
だと言われています。
しかし、こんな会社もあります!
ヤマダイ株式会社、
ヴィーガンヌードルというもの。
動物性食材・化学調味料・アルコール不使用のカップ麺
ということです。
アマゾンで見てみたら、
現在、在庫切れとなっていました。
実は、ひそかにブームなのでしょうか?
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