「そんなこと、言ってもいいんですか?」
セッションの中でよく聞かれる言葉です。
たとえば、「子どもが嫌い」
何かの集まりで
参加者の方から、子ども連れはダメですか?
と聞かれることがある、と。
主催者であるその方は、
〇〇について語り合う時間にしたいのです、
他の方の迷惑にもなるので、お子さんはご遠慮ください。
と、お断りしているのですが、
いつも、チクリと言葉がつっかえる気がする、
断った瞬間の相手の表情、
その中に、なぜか自分に対するジャッジを
感じてしまう、のだそうです。
わかるような気もします。
「子ども・健康・平和」に対して反論はできない、
という大きな圧力があることは事実です。
そう言えば、突然ですが、
1988年頃、アグネス論争というものがありました。
アグネス・チャンさんによる
子連れ出勤の是非をめぐる論争でした。
論争の相手は、小説家の林真理子さん。
職場へ赤ん坊を持ち込むな、という論客、
対してアグネス・チャンさんは、
女性も仕事をしたい、出産や育児で
できないところを、他の人の手を借りてやりたい
ということは正当な欲求だ、というような主張。
まだ若く可愛い顔をしたアグネス・チャンさんと
そこそこ小説家の貫禄も身に付けた林さんとの対比で
世論は、若くかわいい、けなげなアグネスと、
それをバッシング攻撃する中年のおばちゃん、
みたいな構図を、面白がって報じた、という記憶があります。
今は、あの頃に比べ、働く女性が子供の問題で
差別を受けるのは変だ、という風潮に変り、
当時のアグネスの生き方を
是とする空気に変ってきている気もします。
ただ、私は当時、
「職場で、赤ちゃんが泣いたら、
みんなで、いない・いないバーをして
あやしてくれればいいじゃないですか」
と言ったアグネス・チャンさんの言葉に
思わず、強い反発を感じたことを
覚えています。
子どもは無条件にかわいい、を
あのあどけない顔で、押し付けられた気がして、
とても、いや~な気分でした。
私は乳幼児は嫌いです。
もしかして林さんも
そう言えば良かったのでは、と思います。
赤ん坊を嫌いな人も職場にはいる、と。
何が好きで何が嫌いかは、
その人の権利だと思います。
「良い悪い」の話じゃない。
自分は何を好きで、何が嫌いなのか、
それをちゃんと知っていて、
聞かれればちゃんと口にできることは、
自分を尊重するという意味で
とても大事なことじゃないでしょうか?
でも、冒頭に書いたように
「言ってもいいんでしょうか」
つまり、良いのか悪いのか、と、聞いてくる人がいます。
それは、過去に何度も何度も
まなざしで、ひそめた眉で、
時には、はっきり言葉で、
ジャッジされたことがたくさんあるから、かもしれません。
サポートセッションでは、
ノンジャッジメントで聴く、を最も大切にします。
何を言っても、ジャッジされない
そんな体験を、たくさんしていただきたいから、です。
あなたの中から、
「言えない言葉」が、どんどん減っていくといいですね。
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